特許
J-GLOBAL ID:200903071493191926

スクロール式流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-165857
公開番号(公開出願番号):特開2000-356193
出願日: 1999年06月11日
公開日(公表日): 2000年12月26日
要約:
【要約】【課題】 圧縮室内で圧力変動が生じた場合でも、旋回スクロールの挙動を常に安定できるようすると共に、全体の構造の簡略化等を図る。【解決手段】 ケーシング1内には軸方向に離間して固定スクロール4A,4Bを設ける。また、旋回軸21を偏心軸受14A,14Bにより固定的に支持し、この旋回軸21の両端部に設けられた主スラスト受け21A,21Bを旋回スクロール22A,22Bに当接させることにより、旋回スクロール22A,22Bに作用するスラスト荷重を軸方向で相殺して支持する。そして、吐出口36Aの通路面積を吐出口36Bよりも小さく形成することにより、圧縮室26A内の圧力を圧縮室26Bよりも高い状態に保持する。これにより、旋回スクロール22Aに作用するスラスト荷重を、旋回スクロール22Bに作用するスラスト荷重よりも大きくし、この大きくなった分の荷重を支持枠31Aの補助スラスト受け33A1 によって支持する。
請求項(抜粋):
ケーシングと該ケーシングの軸線上に位置して該ケーシングの両端側に固定的に設けられ鏡板に渦巻状のラップ部が立設された第1,第2の固定スクロールとからなる固定側部材と、該第1,第2の固定スクロール間に位置して前記ケーシング内に設けられ、ロータとステータとが前記ケーシングの軸線と同一方向となるように配置された電動機と、該電動機と前記第1,第2の固定スクロールとの間に位置して外周側が前記ケーシングに固定的に設けられた外輪、該外輪の内周側に回転可能に設けられ内周側が外輪の軸線に対して径方向に偏心した偏心軸線を有する中輪および該中輪の内周側に回転可能に設けられ前記偏心軸線を中心として回転可能な内輪からなる第1,第2の偏心軸受と、前記電動機のロータを挟んで該各偏心軸受の中輪間に位置して設けられた中空軸体からなり前記ロータによって前記中輪と一体に回転する回転軸と、該回転軸内を前記偏心軸線上に遊嵌して設けられ、前記各偏心軸受の内輪内周側に固定的に支持されて前記各内輪と一体に旋回運動すると共に、軸方向の両端側で前記第1,第2の旋回スクロールに作用するスラスト荷重を相殺して支持する旋回軸と、前記第1,第2の固定スクロールと対面して該旋回軸の両端側に固定的に設けられ、鏡板に前記第1,第2の旋回スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室を画成するラップ部が立設された第1,第2の旋回スクロールと、該第1,第2の旋回スクロールのうち少なくともいずれか一方の旋回スクロールと前記固定側部材との間に設けられ、該旋回スクロールの自転を防止する自転防止機構とを備え、前記第1の旋回スクロールに作用するスラスト荷重を第2の旋回スクロールに作用するスラスト荷重に比較して大となるように設定し、前記ケーシングの内周側には、前記第1の旋回スクロールの背面側に位置して該第1の旋回スクロールに作用するスラスト荷重を前記旋回軸と共に支持するための補助スラスト受けを設ける構成としてなるスクロール式流体機械。
IPC (3件):
F04C 18/02 ,  F04C 23/00 ,  F04C 25/02
FI (3件):
F04C 18/02 ,  F04C 23/00 F ,  F04C 25/02 N
Fターム (23件):
3H029AA02 ,  3H029AA15 ,  3H029AB02 ,  3H029AB06 ,  3H029BB24 ,  3H029CC04 ,  3H029CC06 ,  3H029CC09 ,  3H029CC18 ,  3H029CC24 ,  3H029CC25 ,  3H029CC30 ,  3H039AA02 ,  3H039AA05 ,  3H039AA09 ,  3H039AA12 ,  3H039BB01 ,  3H039BB02 ,  3H039CC03 ,  3H039CC05 ,  3H039CC08 ,  3H039CC15 ,  3H039CC22
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 電動気体圧縮機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-304204   出願人:松下電器産業株式会社
  • 特開平4-121478
  • 特開昭57-038690
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