特許
J-GLOBAL ID:200903071590508934

拡底型後付けアンカーの施工法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 雅利
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-268481
公開番号(公開出願番号):特開平7-119210
出願日: 1993年10月27日
公開日(公表日): 1995年05月09日
要約:
【要約】【目的】 引き抜き抵抗が十分に補強できる拡底型後付けアンカーの施工法の提供。【構成】 施工法では、後付けアンカー設置位置にガイド孔12を穿孔すし、その後、ガイド孔12の下端側の外周に、下方に向かって拡開するテーパ状拡径部16を段付き状に形成する。次に、拡底孔18内に、アンカーボルト36を設置して、拡底孔18内にボルト36を定着させる。ボルトは、ガイト孔12の内径よりも小さい外径の本体38と定着材40から構成され、本体38は、軸部と、テーパ状拡径部16と略同一方向に傾斜したテーパ面を有する拡大頭部とを備え、定着材40は、基部と、複数のスリット孔により隔成された拡張ライナー部40c と、半分離溝とを備えている。定着工程では、アンカーボルト本体38の軸部に挿入された定着材40に上方から押圧力を加えることにより、半分離溝を介して拡張ライナー部40c を基部から分離させてテーパ状拡径部16内に圧入する。
請求項(抜粋):
後付けアンカー設置位置にガイド孔を穿孔するガイド孔穿孔工程と、前記ガイド孔の下端側の外周に、下方に向かって拡開するテーパ状拡径部を段付き状に形成した拡底孔を穿孔する拡底孔穿孔工程と、前記拡底孔内に、アンカーボルトを設置するアンカー設置工程と、前記拡底孔内に設置されたアンカーボルトを定着させるアンカー定着工程とからなる拡底型後付けアンカーの施工法であって、前記アンカーボルトは、前記ガイト孔の内径よりも小さい外径のアンカーボルト本体と中空筒状の定着材とから構成され、前記アンカーボルト本体は、ロッド状の軸部と、この軸部の先端に一体に設けられ、前記テーパ状拡径部と略同一方向に傾斜したテーパ面を有する拡大頭部とを備え、前記定着材は、リング状の基部と、この基部の一端に設けられ、軸方向に沿っ設けられた複数のスリット孔により隔成された拡張ライナー部と、前記基部と前記拡張ライナー部との間にあって、周方向に沿って設けられた半分離溝とを備え、前記定着工程で、前記アンカーボルト本体の軸部に挿入された前記定着材に上方から押圧力ないしは打撃力を加えることにより、前記半分離溝を介して前記拡張ライナー部を前記基部から分離させて前記テーパ状拡径部内に圧入することを特徴とする拡底型後付けアンカーの施工法。
IPC (2件):
E04B 1/41 503 ,  F16B 35/04

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