特許
J-GLOBAL ID:200903071635050098

量子通信方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 卓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-157561
公開番号(公開出願番号):特開2001-339387
出願日: 2000年05月29日
公開日(公表日): 2001年12月07日
要約:
【要約】【課題】 2光子の偏光状態で実現できる量子通信方法及び装置を提供する。【解決手段】 偏光による2光子のもつれた状態を順次発生させ、それぞれの偏光状態を送信しようとする情報に応じて変化させる。第1の光子を送信者が保有し、これと量子力学的に相関した偏光を有するもつれた状態にある、もう一方の第2の光子を受信者に送る。送信者は第1の光子の偏光状態を順次測定して、その測定結果を古典通信路を介して受信者に送信し、受信者は第1の光子と量子力学的に相関して現れる第2の光子の偏光状態を順次測定し、その測定結果と送信者から送信される測定結果から、送信者が送信しようとした情報を取り出す。第1の光子と第2の光子の偏光状態の変化を送信者と受信者が分担して行い、送信者と受信者の古典通信の繰り返しにより送信者が送信しようとした情報を取り出すことが出来、盗聴から高度に保護された量子暗号通信が可能になる。
請求項(抜粋):
量子状態を送信者から受信者に送信する量子通信方法において、偏光による2光子のもつれた状態を順次発生させ、前記順次発生する2光子のそれぞれの偏光状態を送信しようとする情報に応じて変化させ、第1の光子を送信者が保有し、前記順次発生する量子力学的に相関した偏光を有するもつれた状態にある、もう一方の第2の光子を受信者に送り、送信者は第1の光子の偏光状態を順次測定して、その測定結果を古典通信路を介して受信者に送信し、受信者は第1の光子と量子力学的に相関して現れる第2の光子の偏光状態を順次測定し、その測定結果と古典通信路を介して送信者から送信される測定結果から、第1の光子の偏光状態と第2の光子の偏光状態の差に関する情報を再現し、送信者が送信しようとした情報を取り出すことを特徴とする量子通信方法。
IPC (3件):
H04L 9/38 ,  G02F 1/39 ,  H04B 10/00
FI (3件):
G02F 1/39 ,  H04L 9/00 691 ,  H04B 9/00 Z
Fターム (13件):
2K002AA02 ,  2K002AB12 ,  2K002BA01 ,  2K002CA02 ,  2K002GA10 ,  2K002HA21 ,  5J104AA05 ,  5K002AA01 ,  5K002AA03 ,  5K002BA02 ,  5K002BA13 ,  5K002DA05 ,  5K002FA01

前のページに戻る