特許

J-GLOBAL ID：200903071643432463

耐時効性と加工性に優れた冷延鋼板の製造方法

発明者： 波田芳治 ,  岩井隆房 ,  大宮良信
出願人/特許権者： 株式会社神戸製鋼所
代理人 (1件)： 中村 尚
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-322790
公開番号（公開出願番号）：特開平6-145809
出願日： 1992年11月06日
公開日（公表日）： 1994年05月27日
要約：

【要約】 (修正有)【目的】 短時間の過時効処理でも、耐時効性と加工性の優れた低炭素冷延鋼板を容易に製造できる方法を提供する。【構成】 0.008%≦C≦0.05%、Si≦0.20%、7×S≦Mn≦0.5%、P≦0.10%、S≦0.020%、0.025%≦Al≦0.120%、N≦0.005%、O≦0.0050%を含み、残部が鉄及び不可避的不純物よりなる鋼を常法により熱間圧延した後、650°C以上の温度で巻取り、酸洗、冷間圧延後、再結晶温度以上Ac3変態点以下で30sec以上の均熱処理を行い、引き続いて760〜530°Cの温度範囲まで20°C/sec以下の冷却速度で徐冷の後、70°C/sec以上の冷却速度で急冷するに際し、急冷開始温度により異なる所定の過時効処理を施す。

請求項（抜粋）：

重量%で(以下、同じ)、0.008%≦C≦0.05%、Si≦0.20%、7×S≦Mn≦0.5%、P≦0.10%、S≦0.020%、0.025%≦Al≦0.120%、N≦0.005%、O≦0.0050%を含み、残部が鉄及び不可避的不純物よりなる鋼を常法により熱間圧延した後、650°C以上の温度で巻取り、酸洗、冷間圧延後、再結晶温度以上Ac3変態点以下で30sec以上の均熱処理を行い、引き続いて760〜530°Cの温度範囲まで20°C/sec以下の冷却速度で徐冷の後、70°C/sec以上の冷却速度で急冷するに際し、?@急冷開始温度が630°C以上の時:急冷終了温度280°C以下、?A急冷開始温度が630°C以下の時:急冷終了温度≦急冷開始温度-350°C、で定まる終了温度まで急冷し、直ちに360〜430°Cに再加熱後、総過時効処理時間90sec以上、かつ平均冷却速度0.5〜2.0°C/secで、200〜280°Cまで冷却する過時効処理を施すことを特徴とする耐時効性と加工性に優れた冷延鋼板の製造方法。

IPC (4件)：

C21D 9/46 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 特開平4-000327
  
• 特開昭61-019739
  
• 特開昭61-026724