特許
J-GLOBAL ID:200903071702468485

移動式クレーンのウィンチ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-223234
公開番号(公開出願番号):特開2001-048479
出願日: 1999年08月06日
公開日(公表日): 2001年02月20日
要約:
【要約】【課題】 移動式クレーンのウィンチ装置において、作動上の安全性と信頼性を確保する。【解決手段】 張力制御検出手段Pにより張力制御中又は張力制御が行われる状態であることが検出され、且つ油圧検出手段Tの検出油圧値が予め設定した設定油圧値を越える場合には、異常状態判定手段Wによりウィンチ15の異常信号が出力され、この異常信号を受けて、異常時作動手段Qが作動することで、ウィンチ15の適正作動が確保され、ワイヤー13の張力制御時におけるウィンチ装置の作動上の安全性及び信頼性が担保される。また、ウィンチ15の異常状態を油圧モータ60の作動に直接関与する状態値である油圧値を監視しそれに基づいて判断するものであることから、ウィンチ15の異常発生時にはこれをより迅速に検知して異常時作動手段Qを作動させることができる。
請求項(抜粋):
油圧ポンプ(62)からの吐出油の方向を切り換える方向切換弁(65)からウィンチ(15)を駆動する油圧モータ(60)へ油圧を供給する油路(124)にカウンターバランス弁(52)を備える一方、上記油路(124)における上記油圧モータ(60)と上記カウンターバランス弁(52)の間から分岐油路(126)を設けるとともに該分岐油路(126)にこれを連通又は連通遮断する電磁切換弁(57)を介して低圧リリーフ弁(85)を接続し、上記電磁切換弁(57)を連通状態として上記低圧リリーフ弁(85)により上記油圧モータ(60)への供給油圧を低圧とすることで、上記ウィンチ(15)から伸びるワイヤー(13)に取り付けられたフック(9)をブーム(3)又はジブ(4)の先端部に係止させたままジブ張出・格納作業又はブーム作業が行われる場合における上記ワイヤー(13)の張力制御を可能とした移動式クレーンのウィンチ装置であって、ジブ張出・格納作業又はブーム作業に伴って上記ワイヤー(13)の張力制御中又は張力制御が行われる状態であることを検出する張力制御検出手段(P)と、上記油路(124)における上記油圧モータ(60)と上記カウンターバランス弁(52)との間の油圧を検出する油圧検出手段(T)と、上記張力制御検出手段(P)により張力制御中又は張力制御が行われる状態であることが検出された時において上記油圧検出手段(T)の検出油圧値が予め設定した設定油圧値を越える場合に上記ウィンチ(15)の作動状態が異常状態であると判断して異常信号を出力する異常状態判定手段(W)と、上記異常状態判定手段(W)からの上記異常信号を受けて上記ウィンチ(15)の適正作動を確保すべく作動する異常時作動手段(Q)とを備えたことを特徴とする移動式クレーンのウィンチ装置。
IPC (2件):
B66C 23/70 ,  B66D 1/50
FI (2件):
B66C 23/70 D ,  B66D 1/50 C
Fターム (9件):
3F205AA06 ,  3F205AC02 ,  3F205BA06 ,  3F205CA03 ,  3F205CB02 ,  3F205DA14 ,  3F205HA10 ,  3F205HB02 ,  3F205HC02

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