特許
J-GLOBAL ID:200903071717554515
コイルばねの製造方法およびコイルばね製造機
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
加藤 由美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-090916
公開番号(公開出願番号):特開2003-290859
出願日: 2002年03月28日
公開日(公表日): 2003年10月14日
要約:
【要約】【課題】 引張コイルばねの製造において第1フックのフック湾曲部が捩れたり、第1フックに連なるコイル部の巻き始め部分に膨らみが生じるという問題、コイル径が変わると調整無しで起し加工ができない問題などの解決を目的とする。【解決手段】 引張コイルばねの第1フックのフック湾曲部Wb、約1/4巻回のコイル部、約1巻回のコイル部は、湾曲工具T1の成形溝Taをクイル10と同一軸線上の直前に対向させて設定量の線材をクイル10の前方に送り出し衝合させることで初張力を付与せずに形成する。また、第1フックの起し加工は、工具保持板84のB軸回動制御、X,Y軸進退制御により折曲工具T2をクイル10の前方の所定位置に位置決めし、脚直線部の線材を折曲工具T2の2個の折曲突子Tb,Tcで挟持して、一方の折曲突子Tbを中心に回動させ脚直線部を約1/4巻回のコイル部面に対して直角に起して折曲部を形成する。
請求項(抜粋):
クイルから前方へ送り出される線材を湾曲工具の成形溝に衝合させてコイルばねの第1フックとコイル部とを形成するコイルばねの製造方法であって、前記湾曲工具の成形溝を前記クイルと同一軸線上の前記クイル直前に対向させて設定量の線材を前記クイルの前方に送り出し衝合させることで第1フックのフック湾曲部を形成し、前記クイル直前から前記湾曲工具を退避させたあと、設定量の線材を前記クイルの前方に送り出すことで前記フック湾曲部と連なる脚直線部を形成し、前記湾曲工具の成形溝を前記クイルと同一軸線上の前記クイル直前に対向させて設定量の線材を前記クイルの前方に送り出して衝合させることで前記フック湾曲部と同一面内に前記脚直線部と連なる約1/4巻回のコイル部を形成し、前記湾曲工具を退避させたあと折曲工具を所定位置に前進移動させるとともに前記脚直線部の線材を当該折曲工具の2個の折曲突子で挟持して一方の折曲突子を中心に回動させ前記約1/4巻回のコイル部の半径分だけクイル軸線から離れた位置で前記脚直線部を前記約1/4巻回のコイル部面に対してコイル成形方向の前方側へ直角に起して折曲部を形成し、前記折曲工具を退避させたあと前記湾曲工具の成形溝を前記クイルと同一軸線上の前記クイル直前に対向させて設定量の線材を前記クイルの前方に送り出し衝合させることで約1巻回のコイル部を形成し、前記湾曲工具の成形溝をクイル軸線に対してコイル成形方向の前方側へ設定量だけ偏心させた前記クイルの直前位置で対向させて設定量の線材を前記クイルの前方に送り出して衝合させることで線材に初張力を付与して前記約1巻回のコイル部と連なり隣接のコイルと密着する設定巻回数のコイル部を形成するようにしたことを特徴とするコイルばねの製造方法。
IPC (3件):
B21F 35/00
, B21F 3/06
, F16F 1/06
FI (3件):
B21F 35/00 A
, B21F 3/06 C
, F16F 1/06 A
Fターム (10件):
3J059AD04
, 3J059BA01
, 3J059BC02
, 3J059BD02
, 3J059CB17
, 3J059EA02
, 4E070AB09
, 4E070BC12
, 4E070BC23
, 4E070DA02
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