特許
J-GLOBAL ID:200903071779002578

耐水素誘起割れ特性及びDWTT特性の優れた高強度厚手ホットコイルの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-079072
公開番号(公開出願番号):特開平7-286214
出願日: 1994年04月18日
公開日(公表日): 1995年10月31日
要約:
【要約】【目的】 耐水素誘起割れ特性及びDWTT特性の優れた高強度厚手ホットコイルの製造方法を得る。【構成】 C,Si,Mn,P,S,Al,Nbを特定量とした溶鋼を連続鋳造するに当たり凝固末端部を特定条件で面によって軽圧下し、その後特定の条件で圧延、冷却及び巻取りを行うことにより、耐水素誘起割れ特性とDWTT特性を向上させる。【効果】 安全性の高いパイプラインの敷設に必要なラインパイプの素材となる、耐水素誘起割れ特性及びDWTT特性の優れた高強度厚手ホットコイルが得られる。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.03〜0.20%、Si:≦0.50%、Mn:0.8〜1.60%、P :≦0.015%、S :≦0.0030%、Al:0.010〜0.050%、Nb:0.010〜0.100%を含有し、さらに、Cu:≦1.00%、Ni:≦1.00%、Cr:≦1.00%、Mo:≦0.50%、V :≦0.10%、Ti:≦0.050%、Zr:≦0.050%、Ca:0.0010〜0.0040%のうち1種または2種以上を含有し、残部が不可避的不純物からなる溶鋼を連続鋳造するに当たり、凝固率が85%以上99%以下の位置において、面によって軽圧下するに際して面圧下帯の長さL、圧下帯入り側における未凝固厚d及び凝固係数kと圧下量δの関係が(1)及び(2)式の関係を満足する鋳造を行った後、直接圧延を開始する場合には圧下率30%以上の粗圧延、1000°C以上1300°C未満の再加熱を行った場合には圧下率10%以上の粗圧延を行った後、粗圧延機での圧延と仕上圧延機での圧延を組み合わせて圧下率80%以上の圧延を連続的に行うことにより希望の仕上板厚に圧延する際、圧延開始温度を950°C以下としかつ粗圧延機の出側から仕上圧延機の入り側まで300秒以内で搬送して仕上圧延機での圧延を行った後、5°C/sec以上の冷却速度で冷却し、600°C以下でかつ300°C以上の温度で巻取ることを特徴とする耐水素誘起割れ特性及びDWTT特性の優れた高強度厚手ホットコイルの製造方法。【数1】 δ≦d ...................................................(2)ここで、Vcは鋳造速度、L1は鋳型内メニスカスから圧下帯入り側までの距離であり、L2は鋳型内メニスカスから圧下帯出側までの距離である。また、αはδ/dの比に依存する変数であり、通常1〜3の値を示す。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C21D 9/00 101 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/12

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