特許
J-GLOBAL ID:200903071805147318

受動型赤外線検知装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西田 新
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-036431
公開番号(公開出願番号):特開平8-233948
出願日: 1995年02月24日
公開日(公表日): 1996年09月13日
要約:
【要約】【目的】 前後に積層された赤外線センサに、互いに重複する縦・横複数の検知エリアを設定する検出器を用いた受動型赤外線検知装置において、検出器の中心に対する移動物体の存在角度に係わらず、誤動作なく人体と小動物を確実に識別できるようにする。【構成】 前後の赤外線センサa,bの出力をそれぞれ合計する第1と第2の回路手段d,eの出力の時間差を検出する時間差検出回路fの出力に基づき、演算手段gにおける両出力の差または比の算出に先立って、検出器cへの赤外線入射角度に起因する両出力の比の変化分を補正する。
請求項(抜粋):
検知すべきエリアから放射される赤外線を光学系を介して赤外線検出器によって検出し、その検出出力に基づいて検知信号を出力する検知装置において、複数の赤外線センサが検知すべきエリアに対して所定の空隙を開けて前後に積層配置され、かつ、そのうち少なくとも前側は赤外線透過性のセンサで構成されているとともに、これらの前後のセンサには、それぞれ縦および横に複数の検知エリアが、前後のものどうしで互いに重複するよう設定された赤外線検出器と、上記前後のセンサのうちの一方のセンサにおける各検知エリアからの出力について、縦方向に並ぶエリアどうしを同極性のもとに、かつ、互いに隣接する縦方向列どうしを逆極性のもとに合計する第1の回路手段と、上記前後のセンサのうちの他方のセンサにおける各検知エリアからの出力について、縦方向のエリア列ごとに、列全体に均一な赤外線が入射したときにそのエリア列内の出力が相殺されるよう、各検知エリアからの出力を合計する第2の回路手段と、上記第1と第2の回路手段の出力の時間差を検出する時間差検出手段と、その時間差検出手段の出力に基づき、上記第1と第2の回路手段のいずれかの出力の大きさを補正し、その補正後の第1と第2の回路手段の出力のピーク値または絶対値の差または比を算出する演算手段と、その演算結果とあらかじめ設定されたレベルとの比較結果に基づいて検知出力を発生する判別手段と、を備えたことを特徴とする受動型赤外線検知装置。
IPC (3件):
G01V 8/20 ,  E05F 15/20 ,  G01J 1/02
FI (3件):
G01V 9/04 Q ,  E05F 15/20 ,  G01J 1/02 W

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