特許
J-GLOBAL ID:200903071900491468

エネルギー吸収型ステアリング装置の中間連結機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邊 隆文 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-320987
公開番号(公開出願番号):特開平6-156289
出願日: 1992年11月30日
公開日(公表日): 1994年06月03日
要約:
【要約】【構成】 第1の態様においては、インナーシャフト12の抜け止め手段11d、12d、PSの対向路PSを開放した状態で、インナーシャフト12とアウターシャフト11とを連結する樹脂部13を設ける。【効果】 アウターシャフト11とインナーシャフト12とが互いに伸びる方向の衝撃を吸収することができ、しかも、衝撃吸収後もステアリングホイール側の回転をステアリングギヤ側に伝達することができる。特に、アウターシャフト11とインナーシャフト12との相対移動の行程において、樹脂部13が係止部に係止することがないので、樹脂部13で連結されている時の上記手段11d、12d、PSの係止部11dから係合部12d迄の長さL全体をストローク長として利用することができる。この結果、大きな衝撃吸収能力を発揮することができるという利点がある。
請求項(抜粋):
ステアリングホイール側とステアリングギヤ側の何れか一方に連結されるアウターシャフトと、ステアリングホイール側とステアリングギヤ側の何れか他方に連結され、アウターシャフトに対して軸方向の変位のみが許容された状態で当該アウターシャフト内に挿入されるインナーシャフトと、アウターシャフトの途中部とインナーシャフトの途中部とを一体的に連結し、且つ、しきい値以上の荷重がアウターシャフトとインナーシャフトとを伸長する方向に作用した場合に剪断する樹脂部と、アウターシャフトの開口部に形成される係止部、係止部に長手方向で対向するようにインナーシャフトの挿入先端部に形成される係合部、及び係合部と係止部の対向方向に沿って形成され、アウターシャフトとインナーシャフトの伸長時に係合部が係止部に係止するのを許容する対向路を含み、衝撃吸収時にアウターシャフトからインナーシャフトが抜け出るのを阻止する抜け止め手段とを備え、上記樹脂部が上記抜け止め手段の対向路を開放した状態で形成されていることを特徴とするエネルギー吸収型ステアリング装置の中間連結機構。

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