特許
J-GLOBAL ID:200903071914587166

幕体の昇降装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 喜幾
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-177500
公開番号(公開出願番号):特開平10-003123
出願日: 1996年06月17日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 幕体の巻上げおよび巻降しを安全にかつ短時間で行ない得ることを図る。【解決手段】 巻上げ用のワイヤ16,16が所要数巻回された支持部材12の中央に、軸受具30を介してシャフト28が回転可能に挿通配設されている。該シャフト28の両端部には、前記支持部材12の本体部をなすパイプ14およびシャフト28に対してローラ46,46が回転可能に取付けられている。ローラ46,46には、前記幕体12を吊り下げる固定部18に一端部が固定されると共に、他端部がモータ等の巻取り手段22に連繋されたワイヤ26,26が巻掛けられている。支持部材12を昇降させるに際しては、パイプ14に配設したワイヤ16,16とローラ46,46に巻掛けられている一対のワイヤ26,26とを前記巻取り手段22で巻取りあるいは巻外す。これにより幕体12を安全に巻上げおよび巻降しし得る。
請求項(抜粋):
主として映写用に使用される幕体(10)と、該幕体(10)の幅寸法よりも所要長さだけ長尺に成形されたパイプ(14)を本体部とし、該パイプ(14)を幕体(10)の裏面に配設した支持部材(12)と、該支持部材(12)の両端部が前記幕体(10)の左右両端部から所要長さだけ夫々突出する部分に一端部が固定され、前記パイプ(14)の周面部に所要数巻回された後に、その他端部が巻き上げ用の駆動源(22)に連接されたワイヤ(16)とから構成され、前記駆動源(22)を介して前記支持部材(12)の両端部近傍に巻回されている前記ワイヤ(16)を上方に引上げ、これによって前記パイプ(14)を回転させつつ支持部材(12)を上昇させることにより、該パイプ(14)に前記幕体(10)を巻き掛けると共に、前記駆動源(22)を逆方向に付勢することにより、前記ワイヤ(16)をパイプ(14)に巻回させつつ幕体(10)を下降させるようにした幕体の昇降装置であって、前記パイプ(14)の軸芯に沿った位置に、該パイプ(14)の両端部から所要長さだけ夫々突出するシャフト(28)を、該パイプ(14)の内部に配設した軸受具(30)を介して回転可能に軸支すると共に、前記シャフト(28)が前記支持部材(12)の両端部から突出した位置に、該シャフト(28)に対してローラ(46,46)を回転可能に挿通配置し、更に前記ローラ(46,46)の上方から、パイプ(14)の周面部に巻回した前記ワイヤ(16)とは別のワイヤ(26)を巻き掛け、その一端部を所要位置に固定すると共に他端部を前記駆動源(22)に連接しておき、前記駆動源(22)を介して、前記ローラ(46,46)に巻き掛けられた別のワイヤ(26)の一方を引張することにより、前記シャフト(28)に対して自由回転する該ローラ(46,46)に支持された状態で前記支持部材(12)が上方に持ち上げられると共に、同じく前記駆動源(22)を介してパイプ(14)に巻回されている前記ワイヤ(16)を、前記別のワイヤ(26)と同時に上方に引張することで、シャフト(28)に対して回転自在に構成される前記支持部材(12)のパイプ(14)を回転させ、これによって前記幕体(10)を該支持部材(12)に巻き掛けつつ上昇させるよう構成したことを特徴とする幕体の昇降装置。
IPC (2件):
G03B 21/58 ,  B65H 75/38
FI (2件):
G03B 21/58 ,  B65H 75/38 Q

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