特許
J-GLOBAL ID:200903071935259738
全体の形を維持したまま皮がむかれた柑橘類を調製する方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中村 稔 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-256679
公開番号(公開出願番号):特開平5-219914
出願日: 1992年09月25日
公開日(公表日): 1993年08月31日
要約:
【要約】【目的】 簡単にできて殆どアルベドが付着することなく、全体の形を維持したまま新鮮な柑橘類の皮を酵素でむく、皮をむいた果物を効率よく供することのできる方法を提供する。【構成】 まず、新鮮な柑橘類を室温より低い温度、好ましくは10°C未満に冷し、冷やした該果物を、果物の果汁袋を切り通すことなくそのアルベド層を切り通すように切れ目を入れ、約35°Cの初期温度でペクチナーゼ水溶液に浸漬する。次いで、加熱することなく、ペクチナーゼをしみ込ませると、皮が果物全体から容易にむける。【効果】 ペクチナーゼ酵素をしみ込ませる前に果物を冷却すると、ペクチナーゼ酵素が柑橘類の皮の領域でのみ充分な有効性を保持し、袋を互いに連結している膜に対しては有効性を発揮しないような充分に低い温度に維持できる。これが柑橘類の袋を連結したままにし、全体の形を維持した皮のむかれた果物を提供するのを可能にする。
請求項(抜粋):
新鮮な柑橘類の芯及び表面温度を約20°C未満に維持する工程;果物の果汁袋を切り通すことなくそのアルベド層を切り通すように、果物の皮の表面を破る工程;該果物中にペクチナーゼの酵素溶液をしみ込ませる工程;アルベド層中に存在するペクチンを分解できるように、該しみ込ませ処理を行った果物を保持する工程、ここで、該果物の芯の温度を約25°C未満に継続的に維持する;及び該果物から皮を除去する工程を含む、全体の形を維持したまま皮がむかれた柑橘類を調製する方法。
IPC (2件):
引用特許:
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