特許
J-GLOBAL ID:200903071967748641

適応フィルタによる未知システム同定の方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-334310
公開番号(公開出願番号):特開平7-202766
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年08月04日
要約:
【要約】【目的】 インパルス応答の固定遅延部分を除いた応答波形部分に対応する適応フィルタのタップだけに係数を配置して、伝送路や空間音響結合経路などの未知システムを同定する際に、収束時間短縮と残留誤差減少を達成する。【構成】 タップ位置制御においては、適応フィルタの全タップを複数のタップ制御サブグループに分割し、現在係数の配置されていないタップ番号をタップ制御サブグループに対応して分割して記憶し、新たに係数を配置するタップの番号を選択するタップ制御サブグループはそのタップ制御サブグループの重要度に基づいた優先順位に従った順序と時間で変更し、さらに各係数を更新する際のステップ・サイズは係数が属するタップ制御サブグループの重要度に応じた値に設定し、重要度をタップ制御サブグループに属する係数の情報を用いて逐次更新する。
請求項(抜粋):
適応フィルタの全タップのうち、積和演算に対応した係数を使用する一部のタップ番号を有効タップ番号として記憶し、係数を有効タップにだけ配置し、前記積和演算に使用しないタップの番号を無効タップ番号として待行列に記憶し、前記有効タップ番号に対応する係数を更新した後に、前記有効タップ番号のうち、対応する係数の絶対値が小さいタップ番号を無効として前記待行列の最後尾に格納し、前記待行列の先頭にある無効タップ番号を取り出して新たに有効とするように動作してタップ位置を適応制御する適応フィルタを用いて未知システムの同定を行なう際に、前記適応フィルタの全タップを複数のタップ制御サブグループに分割し、前記待行列を複数に分割してそれぞれを前記タップ制御サブグループと1対1に対応させ、前記新たに無効とされたタップの番号は該番号が属するタップ制御サブグループに対応した待行列に格納し、前記無効タップを取り出す待行列は選択されたタップ制御サブグループに対応するものとし、前記選択されたタップ制御サブグループは定められた係数更新回数毎に選択順序に従って変更し、該選択順序及び前記定められた係数更新回数は各タップ制御サブグループ内の有効タップ係数の情報を用いて決定し、有効タップの係数更新は該有効タップの番号が属する前記タップ制御サブグループによって決定されるステップ・サイズを用いて行なうことによってタップ位置を適応制御することを特徴とする適応フィルタによる未知システム同定の方法。
IPC (4件):
H04B 3/23 ,  H03H 17/00 ,  H03H 17/02 ,  H03H 21/00

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