特許
J-GLOBAL ID:200903071973981102

遅断ヒューズ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-234291
公開番号(公開出願番号):特開平7-065690
出願日: 1993年08月27日
公開日(公表日): 1995年03月10日
要約:
【要約】【目的】 モータロック電流のような定常電流値を超える電流が頻繁に流れても所定の耐久性が十分確保でき、安定した溶断特性を得ることができる遅断ヒューズを提供する。【構成】 遅断ヒューズ1は、導電性金属で形成された幅狭の溶断部6を持つ可溶体部2の両端に一対の電気接続部(図示せず)を連設すると共に、可溶体部2に発生する熱を吸収するための低融点金属から成る金属チップ5と、該金属チップ5を可溶体部2上に保持するための包着部4が設けられている。そして、前記導電性金属と前記低融点金属とで固溶体を形成する際に係る活性化エネルギーよりも高いレベルの活性化エネルギーを要する固溶体を前記低融点金属とで形成する金属薄層3が、前記導電性金属から成る包着部4表面と低融点金属チップ5表面との間に介在させられる。具体的には、金属薄層3が可溶体部2の表面上にめっき層として形成されるものである。
請求項(抜粋):
導電性金属で形成された幅狭の溶断部を持つ可溶体部と、該可溶体部の両端に連設された一対の電気接続部と、前記可溶体部に発生する熱を吸収するための低融点金属から成る金属チップと、該金属チップを保持するための包着部とから構成される遅断ヒューズにおいて、前記導電性金属から成る前記包着部表面と前記低融点金属から成る前記金属チップ表面との間に固溶体を形成する際に係る活性化エネルギーを高めるための金属薄層を形成したことを特徴とする遅断ヒューズ。

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