特許
J-GLOBAL ID:200903072037896930
測角信号処理装置およびこの測角信号処理装置における測角信号処理方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
田澤 博昭 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-333375
公開番号(公開出願番号):特開平11-166965
出願日: 1997年12月03日
公開日(公表日): 1999年06月22日
要約:
【要約】【課題】 複数のコヒーレント波を測角する場合に、実アレーから仮想リニアアレーへの受信信号の完全な変換は難しく、電波が入射しうる角度範囲を全体に渡って所定の関係を満足するアレー変換行列Bは得られなかった。【解決手段】 アレー変換行列Bと相関行列Rを用いて相関行列BC RBCHを算出し、この相関行列BC RBCHを空間スムージング処理し相関行列RC を第2の空間スムージング行列算出手段17により算出し、この相関行列RC をMUSIC測角処理し波の入射角を第2のMUSIC測角処理手段18により推定し、この波の入射角を測角結果出力手段19により表示する。
請求項(抜粋):
仮想等間隔リニアアレーのステアリングベクトルを設定する仮想アレー配列設定手段と、この仮想等間隔リニアアレーのステアリングベクトルで定義されるアレー変換行列を算出するアレー変換行列算出手段と、各実アレーの受波素子からの受信信号を観測し第1の相関行列を算出する相関行列算出手段と、上記アレー変換行列算出手段からのアレー変換行列と上記相関行列算出手段からの第1の相関行列とを入力し、該アレー変換行列と第1の相関行列とを用いて第2の相関行列を算出し、この第2の相関行列を空間スムージング処理し第3の相関行列を算出する第1の空間スムージング行列算出手段と、この第1の空間スムージング行列算出手段からの空間スムージング処理された第3の相関行列をMUSIC測角処理し、波の入射方向推定値の近傍の角度範囲としての粗測角結果のみを推定する第1のMUSIC測角処理手段と、この第1のMUSIC測角処理手段で推定された粗測角結果を改めて角度セクタと設定し直し、この角度セクタにおける仮想等間隔リニアアレーのステアリングベクトルで定義されるアレー変換行列を算出する変換行列再算出手段と、この変換行列再算出手段で得たアレー変換行列と上記相関行列算出手段で得た第1の相関行列を用いて第4の相関行列を算出し、この第4の相関行列を空間スムージング処理し第5の相関行列を算出する第2の空間スムージング行列算出手段と、この第2の空間スムージング行列算出手段で得た第5の相関行列をMUSIC測角処理し波の入射角を推定する第2のMUSIC測角処理手段と、この第2のMUSIC測角処理手段で推定された波の入射角を表示する測角結果出力手段とを備えた測角信号処理装置。
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