特許
J-GLOBAL ID:200903072050307413

摩擦車式無段変速機の変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-084709
公開番号(公開出願番号):特開平7-293656
出願日: 1994年04月22日
公開日(公表日): 1995年11月07日
要約:
【要約】【目的】 複数の摩擦車により動力伝達を行う無段変速機において、変速比を決定する摩擦車傾転角の相互間における相対偏差を効率よく収束させる。【構成】 パワーローラ7は入力ディスク及び出力ディスク5間で動力の受渡しを行うと共に、コントローラ20からの指令に応じた軸線O1 周りの傾転により実変速比を目標変速比に向け、これら実変速比及び目標変速比の差に応じた変速速度で、無段階に変化させる。傾転角θ1 2 を検出器26a,26bで検出し、両者の偏差Δθを比較器25で算出する。コントローラ20は、この偏差Δθが設定値よりも大きくなる間、上記の変速速度を低下させ、これにより摩擦車傾転角間の相対偏差を効率よく収束させる。
請求項(抜粋):
同軸に対向配置した入出力ディスクと、これら入出力ディスク間で摩擦係合により動力の受渡しを行う複数個の摩擦車と、該動力の受渡しを可能にするために、伝達トルクに応じたスラストを発生させて各摩擦車を入出力ディスク間に挟圧するようにしたスラスト発生手段と、各摩擦車を個々に回転自在に支持した摩擦車支持部材とを具え、該摩擦車支持部材を、摩擦車回転軸線と直交する首振り軸線方向へストロークさせて、該首振り軸線周りにおける摩擦車の傾転を生起させることにより変速を行うと共に、該変速の速度を実変速比および目標変速比間の差に応じ決定するようにした摩擦車式無段変速機において、前記各摩擦車の傾転角を個々に検出する傾転角検出手段と、該手段により検出された各摩擦車の傾転角を相互に比較して、設定値以上の傾転角相対偏差の発生を検知する傾転角相対偏差検知手段と、該手段により傾転角相対偏差の発生が検知される間、前記変速速度を低下させる変速速度低下手段とを具備したことを特徴とする摩擦車式無段変速機の変速制御装置。
IPC (3件):
F16H 15/38 ,  F16H 61/00 ,  F16H 59:68

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