特許
J-GLOBAL ID:200903072051449955

車両パワ-ステアリングシステムで所望の戻りトルクを生成する装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-176266
公開番号(公開出願番号):特開2000-025634
出願日: 1999年06月23日
公開日(公表日): 2000年01月25日
要約:
【要約】【課題】 絶対回転位置を確実に決定し、戻りトルクを段階的に変化させる。【解決手段】 車両パワーステアリングシステム24は、ロールオーバー角度の倍数により互いに分離された複数の可能な絶対操舵位置を示す信号を出力する回転位置センサ32を備える。初期時に未調整位置として複数の絶対位置の一つを選択し、センサ出力変化に応じて未調整位置を繰り返し更新し、可能な作動ポイントの2次元マップを、起こり易い第1の領域、第1の方向の回帰オフセットを示す起こりにくい第2の領域及び反対方向の回帰オフセットを示す起こりにくい第3の領域に分割したデータを蓄える。イネーブル条件が存在する間、検出操舵トルク、更新未調整位置及び回帰オフセットから作動ポイントを導出し、蓄えたデータと比較する。導出作動ポイントが第2又は第3の領域内にある場合、回帰オフセットを更新する。第2の戻りトルクコマンドを更新未調整位置及び更新回帰オフセットから導出する。
請求項(抜粋):
中心位置の回りの全範囲に亘って変化する操舵位置を有する車両パワーステアリングシステム(24)で所望の戻りトルクを生成する方法であって、前記車両パワーステアリングシステムは、戻りトルクの提供のためアクチュエータ(46、47)が連結されたステアリングシャフト(29)と、該ステアリングシャフトがロールオーバー角度を経て連続回転するとき最小値と最大値との間を変化する出力信号を提供する回転位置センサ(32)と、を有し、これによって、ロールオーバー遷移がそのような連続回転の間に生成され、前記操舵位置の全範囲は、単一のロールオーバー角度より大きくなり、前記回転位置センサの各々の出力は、ロールオーバー角度の整数倍によって、互いから分離された複数の可能な操舵位置を示し、前記方法は、車両操作の初期時には、前記回転位置センサの検出された初期出力に対応する可能な複数の操舵位置から未調整の操舵位置を最初に選択し、その後、検出されたロールオーバー遷移のための補償を含めて、前記回転位置センサの出力変化に応じて前記未調整の操舵位置を更新し、これにより該未調整の操舵位置が操舵位置の全範囲に亘って連続的に変化するようにし、最小の車両速度を含む、車両速度の所定範囲に対して、並びに、全操舵トルク及び全操舵位置により画定される可能となる車両ステアリングの作動ポイントの2次元領域に対して、起こり易い車両ステアリングシステムの作動ポイントの第1の領域、第1の方向の回帰オフセットを示す起こりにくいステアリングシステムの作動ポイントの第2の領域、及び、反対方向の回帰オフセットを示す起こりにくいステアリングシステムの作動ポイントの第3の領域を画定するデータを蓄え、車両速度が最初に最小の車両速度に等しくなるまで、第1の戻りトルクコマンドを前記アクチュエータに提供して、所定の第1の戻りトルクを生成し、車両速度が少なくとも所定時間に亘って最小の車両速度に等しくなるとき、検出された全操舵トルク、更新された前記未調整の操舵位置、及び回帰オフセットから車両ステアリングの作動ポイントを導出し、導出された車両ステアリング作動ポイントを蓄えられた前記データと比較し、導出された車両ステアリングシステムの作動ポイントがステアリングシステムの作動ポイントの蓄えられた第2の領域又は蓄えられた第3の領域の範囲内にある場合、前記ロールオーバー角度に等しいステップで前記回帰オフセットを逐次更新し、前記回帰オフセットが更新された後、前記更新された未調整の操舵位置及び更新された回帰オフセットから第2の戻りトルクコマンドを導出し、該第2の戻りトルクコマンドを前記アクチュエータに提供して第2の戻りトルクを生成する、各工程を含む方法。
IPC (5件):
B62D 6/00 ,  B62D 5/04 ,  B62D101:00 ,  B62D113:00 ,  B62D117:00
FI (2件):
B62D 6/00 ,  B62D 5/04
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開平2-299979
  • 特開平2-248811
  • 特開平1-269672
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