特許
J-GLOBAL ID:200903072120425800
血管病変診断システムおよび診断プログラム記憶媒体
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
長谷川 文廣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-032380
公開番号(公開出願番号):特開2000-229078
出願日: 1999年02月10日
公開日(公表日): 2000年08月22日
要約:
【要約】【課題】 頸動脈などの血管について、血管壁の局所的な厚さの拍動に伴う微小な変化や破れやすさなどの物理的特性を、超音波を用いて連続して精密に計測できるようにする。【解決手段】 血管の大振幅運動における初期位置が拍動ごとに元に戻るように正規化して、連続する拍動間で生じる位置の揺れの除去を図っている。超音波ビームを体内の血管に向けて放射し、血管壁から反射された超音波信号を検出して検波出力する超音波計測部と、出力された検波信号に基づいて血管の特性を解析するデータ解析処理部とからなる。データ解析処理部は、心臓拍動に基づく血管壁の内面および外面の各大振幅変位運動を精密にトラッキングして大振幅変位運動に重畳されている微小振動の運動速度を求め、さらに血管壁の内面および外面における微小振動の運動速度の差から弾性率を算出する。
請求項(抜粋):
超音波ビームを体内の血管に向けて放射し、血管壁から反射された超音波信号を検出して検波出力する超音波計測部と、出力された検波信号に基づいて血管の特性を解析するデータ解析処理部とからなり、該データ解析処理部は、上記検波信号の振幅及び位相を用いて血管壁の内面および外面の各瞬時的な位置を決定し、心臓拍動に基づく血管壁の内面および外面の各大振幅変位運動を精密にトラッキングする大振幅変位運動解析手段と、上記大振幅変位運動解析手段により得られた血管壁の内面および外面におけるそれぞれの大振幅変位運動の順次の位置に基づき、該血管壁の内面および外面における大振幅変位運動に重畳されている微小振動の運動速度を求める微小振動解析手段と、上記微小振動解析手段により得られた血管壁の内面および外面における微小振動の運動速度の差に基づき、血管壁厚の時間変化を求める壁厚解析手段とを備え、上記大振幅変位運動解析手段は、血管壁の内面および外面の各々について大振幅変位運動の一拍での変位の和が零となる制約条件で解析することを特徴とする血管病変診断システム。
Fターム (4件):
4C301EE20
, 4C301JB23
, 4C301JB24
, 4C301JB29
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