特許
J-GLOBAL ID:200903072121902130

最初沈殿池汚泥供給制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-074517
公開番号(公開出願番号):特開平10-249385
出願日: 1997年03月10日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】 窒素・リン同時除去を行うために、嫌気槽でのリン放出反応に十分な還元雰囲気をコントロールすること。【解決手段】 嫌気槽3aの酸化還元電位の測定値が概ね-150mV(Ag/Ag-AgCl 基準以下も同様) より高いと最初沈殿池5の汚泥を供給し、概ね-350mV以下になるとその供給を停止する。最初沈殿池汚泥供給の停止により酸化還元電位を上昇させるため、微生物によるリンの放出反応および硝酸態窒素の脱窒反応に必要な嫌気槽の還元雰囲気を維持し、かつ好気槽での硝化反応に必要な酸化雰囲気を維持でき下水中のリン化合物および窒素化合物を安定して除去できるようになる。
請求項(抜粋):
汚水中の有機性汚濁物質、アンモニア化合物、及びリン化合物を連続式活性汚泥法によって処理するために生物反応槽の流入側から嫌気槽、好気槽を設け、前記嫌気槽に酸化還元電位測定装置を設置し、測定した酸化還元電位により最初沈殿池に滞留する汚泥の供給を制御する嫌気・好気活性汚泥法における酸化還元電位による嫌気槽への最初沈殿池汚泥供給制御方法において、前記酸化還元電位の測定値が第1の所定値より高いと前記最初沈殿池汚泥を供給し、第2の所定値以下になるとその供給を停止することを特徴とする最初沈殿池汚泥供給制御方法。

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