特許
J-GLOBAL ID:200903072183024279

画像分割装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 丸山 隆夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-333166
公開番号(公開出願番号):特開平10-171992
出願日: 1996年12月13日
公開日(公表日): 1998年06月26日
要約:
【要約】【課題】 ノイズなどにより境界の不鮮明な画像の領域分割を正確に実行する画像分割装置を得る。【解決手段】 外部の画像入力手段101に入力された入力画像からエッジ検出手段102にてエッジ画像を生成する。領域核配置手段103にてエッジ画像上に各々異なるラベルを持つ領域の核を置き、領域成長手段104にてその領域を成長させる。エッジ画像上成長する領域とエッジが接触した場合、領域成長継続判断手段107にてエッジや他の領域に接触した部分、及びエッジの途切れている方向への成長を停止させる。エッジの途切れた部分については、輪郭線補正手段108にて補完する。異なったラベルを持つ領域が接触した場合、領域融合装置110にて、お互いの特徴量が似通っているならば領域を融合する。分割の最終結果は、画像記憶装置112に記憶させる。
請求項(抜粋):
外部の画像入力手段から得られた入力画像からエッジを検出しエッジ画像を生成するエッジ検出手段と、前記エッジ画像と重ならない位置に領域成長の核を配置し該核の各々に異なったラベルを与える領域核配置手段と、前記核を領域成長の始点とし隣接する画素に該核のラベルと同じラベルを与え同じ領域とすることにより該領域を等方的に成長させる領域成長手段と、前記領域と前記エッジとの接触の発生を監視し、該接触した点の座標を該領域が前記ラベルを与えられた領域の場合にはエッジ接触点とし、また他のラベルを持つ領域の場合には領域接触点とする接触点検出手段と、該接触点検出手段により前記エッジ画像上の成長する領域についてエッジ接触点が2点以上検出された場合に、該検出された各エッジ接触点に接するエッジが同一、交差もしくは接触しているエッジか否かを判定する連結関係判定手段と、前記領域核配置手段によって位置を定められた前記エッジ画像上の領域核の座標点から見て前記エッジ接触点の方向には成長を停止し、前記領域の前記2つのエッジ接触点に挟まれた部分へ向かう方向については、前記連結関係判定手段の判定が同一、交差もしくは接触しているエッジの場合には成長を続行し、同一のエッジではなく交差も接触もしていないエッジの場合には成長を停止し、また前記接触点検出手段により領域接触点とされている領域と接触した場合は該領域接触点の方向への成長を停止する領域成長継続判断手段と、前記エッジ画像上の前記2つのエッジ接触点に挟まれた前記領域の輪郭線の一部で、前記連結関係判定手段が2つのエッジ接触点に接する2つのエッジ同士が同一のエッジでなく交差も接触もしていないと判定した場合には、該2つのエッジ間の部分をエッジが欠落した部分とみなし、該欠落したエッジの輪郭線の形状の整形および補正を行う輪郭線補正手段と、前記接触点検出手段によりラベルの異なった領域同士が接触していると判断された場合、該異なった領域相互の特徴量が予め与えられた条件内で近似しているならば、同じラベルを与えることにより領域を融合し最終分割画像とする領域融合手段と、前記最終分割画像上の前記ラベルを与えられた領域内に存在するエッジについて、該エッジの両側の領域に同一のラベルが与えられているならば該エッジをノイズとみなして前記ラベルと同じラベルを与え、該処理後の最終分割画像を真の最終分割画像とするエッジ除去手段とを有して構成されることを特徴とする画像分割装置。
IPC (2件):
G06T 7/00 ,  G06T 7/60
FI (2件):
G06F 15/70 330 Z ,  G06F 15/70 365

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