特許
J-GLOBAL ID:200903072201488210
抗菌組成物
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
鈴江 武彦 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-542888
公開番号(公開出願番号):特表2000-514834
出願日: 1998年04月01日
公開日(公表日): 2000年11月07日
要約:
【要約】少なくとも2種の抗菌剤を含む抗菌組成物は、単独で測定したときのその組成物を構成する薬剤のMICと比較して低いMIC値を示す。その組成物は口腔衛生製品におけるような治療薬として有用である。
請求項(抜粋):
排他的所有権または特権が権利請求されている本発明の態様は次のように規定される。1.細菌の増殖を抑制するための治療用組成物であって、 細菌の増殖を抑制するために有効な量の抗菌剤Aおよび抗菌剤Bを含み、薬剤AおよびBは、ベルベリン、シダー油、クロラムフェニコール、シトラール、シトロネラ油、コカミドプロピルジメチルグリシン、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油、社松油、レモンバジル油、レモン油およびロスマリヌス・オフィシナリス油からなる群から選択されるものである組成物。2.薬剤Bの存在下における薬剤Aの最小抑制濃度が、薬剤A単独の最小抑制濃度よりも低い請求項1に記載の組成物。3.薬剤Aの存在下における薬剤Bの最小抑制濃度が、薬剤B単独の最小抑制濃度よりも低い請求項2に記載の組成物。4.細菌が、アクチノミセス・ビスコサス、フゾバクテリウム・ヌクレアツム、ポルフィロモナス・ギンギバリス、ストレプトコッカス・ミュータンス、およびストレプトコッカス・サングイスから成る群から選択される口腔病原性細菌である請求項3に記載の組成物。5.薬剤Aが、シダー油である請求項1に記載の組成物。6.薬剤Bが、ベルベリン、クロラムフェニコール、シトラール、コカミドプロピルジメチルグリシン、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油およびロスマリヌス・オフィシナリス油から成る群から選択される請求項5に記載の組成物。7.薬剤Bが、ベルベリン、クロラムフェニコール、シトラール、コカミドプロピルジメチルグリシンおよびグリシルジッツァグラブラ抽出物から成る群から選択される請求項6に記載の組成物。8.薬剤Aが、ベルベリンである請求項1に記載の組成物。9.薬剤Bが、クロラムフェニコール、シトラール、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油、社松油およびレモンバジル油から成る群から選択される請求項8に記載の組成物。10.薬剤Bが、クロラムフェニコール、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物およびレモンバジル油から成る群から選択される請求項9に記載の組成物。11.薬剤Aが、ヒノキチオールである請求項1に記載の組成物。12.薬剤Bが、クロラムフェニコール、シトラール、コカミドプロピルジメチルグリシン、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、社松油およびレモンバジル油から成る群から選択される請求項11に記載の組成物。13.薬剤Bが、クロラムフェニコール、コカミドプロピルジメチルグリシンおよびグリシルヒッツァ・グラブラ抽出物から成る群から選択される請求項12に記載の組成物。14.薬剤Aが、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物である請求項1に記載の組成物。15.薬剤Bが、クロラムフェニコール、コカミドプロピルジメチルグリシン、多汁果実バジル油およびレモンバジル油から成る群から選択される請求項14に記載の組成物。16.薬剤Bが、クロラムフェニコールおよびコカミドプロピルジメチルグリシンから成る群から選択される請求項15に記載の組成物。17.抗菌剤Aおよび抗菌剤Bとは異なる抗菌剤Cをさらに含有する請求項1に記載の組成物であって、薬剤Cが細菌の増殖を抑制するために有効な量存在し、並びにベルベリン、シダー油、クロラムフェニコール、シトラール、シトロネラ油、コカミドプロピルジメチルグリシン、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油、社松油、レモンバジル油、レモン油およびロスマリヌス・オフィシナリス油から成る群から選択されるものである組成物。18.細菌の増殖を抑制するための組成物であって、 ゲラニオールを含む抗菌剤A、並びに ベルベリン、シダー油、クロラムフェニコール、シトラール、シトロネラ油、コカミドプロピルジメチルグリシン、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油、社松油、レモンバジル油、レモン油およびロスマリヌス・オフィシナリス油から成る群から選択される抗菌剤Bを含む組成物。19.抗菌剤Aおよび抗菌剤Bとは異なる抗菌剤Cをさらに含有する請求項18に記載の組成物であって、抗菌剤Cが、ベルベリン、シダー油、クロラムフェニコール、シトラール、シトロネラ油、コカミドプロピルジメチルグリシン、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油、社松油、レモンバジル油、レモン油およびロスマリヌス・オフィシナリス油から成る群から選択されるものである組成物。20.請求項18に記載の組成物を含む口腔衛生製品。21.表面を請求項18に記載の組成物と接触させる工程を含む表面上の細菌の増殖を抑制する方法。22.口腔衛生製品において、 細菌の増殖を抑制するために有効な量の抗菌剤Aおよび抗菌剤Bを含み、 薬剤AおよびBが、ベルベリン、シダー油、クロラムフェニコール、シトラール、シトロネラ油、コカミドプロピルジメチルグリシン、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油、社松油、レモンバジル油、レモン油およびロスマリヌス・オフィシナリス油から成る群から選択されるものである製品。23.薬剤Bの存在下における薬剤Aの最小抑制濃度が、薬剤A単独の最小抑制濃度よりも低い請求項22に記載の口腔衛生製品。24.薬剤Aの存在下における薬剤Bの最小抑制濃度が、薬剤B単独の最小抑制濃度よりも低い請求項23に記載の口腔衛生製品。25.請求項24に記載の口腔衛生製品において、細菌が、アクチノミセス・ビスコサス、フゾバクテリウム・ヌクレアツム、ポルフィロモナス・ギンギバリス、ストレプトコッカス・ミュータンス、およびストレプトコッカス・サングイスから成る群から選択されるものである製品。26.薬剤Aが、シダー油、ベルベリン、キノヒチオールおよびグリシルヒッツァ・グラブラ抽出物から成る群から選択される請求項22に記載の口腔衛生製品。27.薬剤Aおよび薬剤Bとは異なる抗菌剤Cをさらに含む請求項22に記載の口腔衛生製品において、薬剤Cが、細菌の増殖を抑制するために有効な量存在し、並びにベルベリン、シダー油、クロラムフェニコール、シトラール、シトロネラ油、コカミドプロピルジメチルグリシン、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油、社松油、レモンバジル油、レモン油およびロスマリヌス・オフィシナリス油から成る群から選択されるものである製品。28.表面上の細菌の成長を抑制する方法であって、 表面を、細菌の増殖を抑制するために有効な量の抗菌剤Aおよび抗菌剤Bを含む組成物と接触させる工程を含み、薬剤Aおよび薬剤Bが、ベルベリン、シダー油、クロラムフェニコール、シトラール、シトロネラ油、コカミドプロピルジメチルグリシン、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油、社松油、レモンバジル油、レモン油およびロスマリヌス・オフィシナリス油から成る群から選択されるものである方法。29.薬剤B存在下での薬剤Aの最小抑制濃度が、薬剤A単独の最小抑制濃度よりも低い請求項28に記載の方法。30.薬剤A存在下での薬剤Bの最小抑制濃度が、薬剤B単独の最小抑制濃度よりも低い請求項29に記載の方法。31.細菌が、アクチノミセス・ビスコサス、フゾバクテリウム・ヌクレアツム、ポルフィロモナス・ギンギバリス、ストレプトコッカス・ミュータンス、およびストレプトコッカス・サングイスから成る群から選択される口腔病原性細菌である請求項30に記載の方法。32.抗菌剤Aが、シダー油、ベルベリン、キノヒチオールおよびグリシルヒッツァ・グラブラ抽出物から成る群から選択される請求項28に記載の方法。33.請求項28に記載の方法において、抗菌剤AおよびBを含む組成物が、薬剤Aおよび薬剤Bとは異なる抗菌剤Cをさらに含み、薬剤Cが、細菌の増殖を抑制するために有効な量存在し、並びにベルベリン、シダー油、クロラムフェニコール、シトラール、シトロネラ油、コカミドプロピルジメチルグリシン、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油、社松油、レモンバジル油、レモン油およびロスマリヌスオフシナリス油から成る群から選択されるものである方法。34.抗菌剤Aの最小抑制濃度を低下させる方法において、抗菌剤Aが、ベルベリン、シダー油、クロラムフェニコール、シトラール、シトロネラ油、コカミドプロピルジメチルグリシン、ゲラニオール、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油、社松油、レモンバジル油、レモン油およびロスマリヌス・オフィシナリス油から成る群から選択され、 薬剤Aを、薬剤Aとは異なるものであって、ベルベリン、シダー油、クロラムフェニコール、シトラール、シトロネラ油、コカミドプロピルジメチルグリシン、ゲラニオール、グリシルヒッツァ・グラブラ抽出物、ヒノキチオール、多汁果実バジル油、社松油、レモンバジル油、レモン油およびロスマリヌス・オフィシナリス油から成る群から選択される抗菌剤Bと組み合わせる工程を含み、薬剤Bの存在下における薬剤Aの最小抑制濃度が、薬剤A単独の最小抑制濃度よりも低いものである方法。35.薬剤Bを薬剤Aと配合する工程により、薬剤Aの最小抑制濃度の相乗的低減がもたらされる請求項34に記載の方法。
IPC (5件):
A61K 31/045
, A61K 7/16
, A61K 31/4741
, A61P 1/02
, A61P 31/04
FI (5件):
A61K 31/045
, A61K 7/16
, A61K 31/4741
, A61P 1/02
, A61P 31/04
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