特許
J-GLOBAL ID:200903072262974649

新規化合物及びその製造方法並びに診断用薬剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤本 昇
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-002268
公開番号(公開出願番号):特開平7-149799
出願日: 1994年01月13日
公開日(公表日): 1995年06月13日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】エンドテリン、エンドテリン誘導体、エンドテリンの部分配列体、エンドテリン類似化合物若しくはエンドテリン拮抗体の金属錯体及び金属錯体抱合体、ヨウ素処理したエンドテリン誘導体、エンドテリンの部分配列体、エンドテリン類似化合物若しくはエンドテリン拮抗体を含む一般式Iの化合物の錯体である新規化合物並びにこれらの化合物を含む薬剤、診断薬としてのそれらの製造並びにこれらの化合物及び薬剤の製造方法。E-L-(K)b...(I)新規化合物の具体例には次のものがある。S-ベンゾイルチオアセチル-Gly-Gly-Gly-Gly-Asp-His-Leu-Asp-Ile-Ile-Trpの99mTc-錯体。【効果】エンドテリン、エンドテリン誘導体、エンドテリン部分配列体、エンドテリン類似化合物若しくはエンドテリン拮抗体の、インビボで投与可能な金属錯体及び金属錯体抱合体並びにヨウ素処理したエンドテリン誘導体、エンドテリン部分配列体、エンドテリン類似化合物若しくはエンドテリン拮抗体がとりわけ血管病の非侵入性病像形成のために使用される。
請求項(抜粋):
原子番号21〜32、37〜39、42〜51及び57〜83の金属イオン、並びに放射性ヨウ素同位体で標識したエンドテリン誘導体、エンドテリン部分配列体、エンドテリン類似化合物若しくはエンドテリン拮抗体を含む一般式Iに示す化合物の錯体であることを特徴とする新規化合物。E-L-(K)b ...(I)〔式(I)において、Eはエンドテリン、エンドテリン誘導体、エンドテリンの部分配列体、エンドテリン類似化合物又はエンドテリン拮抗体から誘導された残基、又は金属イオンと直接結合する遊離チオール基を具備したエンドテリン、エンドテリン誘導体、エンドテリンの部分配列体、エンドテリン類似体又はエンドテリン拮抗体から誘導された残基を示し、また式(I)において、Lは、直接に結合していること、又は残基 Z1-R-Z2であることを示し、ここでRは、1個又は若干数の酸素原子及び/又は硫黄原子、及び/又はカルボニル基,-NHCO-,-N(C1〜 C6アルキル)CO-、-NH-(C1〜 C6アルキル) 残基及び-N(C1〜 C6アルキル)-残基によって中断され、又場合によっては水酸基及び/又はエポキシ基によって置換された直鎖の又は枝別れした飽和又は不飽和のC1〜C20アルキル基を示し、Z1とZ2は互いに独立した -O-、 -S-、-(C=O)O-、-NH-(C=S)NH-、-(C=O)- 、-(C=S)O-、-NH-、-NH-(C=O)-又は-NH-(C=S)-であり、或いは、Lは次式αの残基を示し、【化1】(上記式αにおいて、sとtは互いに独立した数0、1、2または3を示し、環Bはフェニル又はシクロヘキシル残基を意味し、Z1とZ2は互いに独立した -O-、-S-、-(C=O)O-、-NH-(C=S)NH-、-(C=O)- 、-(C=S)O-、-NH-、-NH-(C=O)-又は-NH-(C=S)-である。)また式(I)において、bは数0、1を示し、さらに式(I)において、Kは、一般式IIA又はIIBのキレート形成残基であり、【化2】【化3】(上記式IIA又はIIBにおいて、R2 R3、R5は、それぞれ水素原子、水酸基、C1〜C4のアルコキシ基、カルボキシル基又はスルホン酸基によって置換された(C1〜 C6 -アルキル)CO-、(C6〜C8-アリール)CO-又は (C7〜C9-アリールアルキル)CO-残基を示し、R4は次式IIC又はIIDの残基を示し、【化4】【化5】上記式IIC又はIIDにおいて、*印の付いた炭素原子は式IIBのイミノ基に結合しており、n’は数字1又は2を、iは2乃至6の任意の数字を示し、TTは通常アミド基を介して結合するα-及び/又はβ-アミノ酸を示す。)或いは、Kは一般式IIE(ここでR6は1つの水素原子又はC1〜C6のアルキル基を示す)のジチオセミカルバゾン誘導体から誘導されるキレート形成残基であり、【化6】或いは、Kは一般式IIFのビス(アミノチオール)誘導体から誘導されるキレート形成残基であり、【化7】(式IIFにおいて、残基R7乃至 R18は、それぞれ水素原子、C1〜C10-アルキル鎖及び/又はLと結合していることを示し、o、p、rはそれぞれ数字1又は2を意味する)或いは、Kは一般式IIGのプロピレンアミノキシム誘導体から誘導されるキレート形成残基であり、【化8】(式IIGにおいて、 R19乃至 R24は同種又は異種の水素原子又はC1〜C4のアルキ基を示し、m’は数字2又は3を示す)或いは、Kは一般式IIHのジアミドジメルカプト誘導体から誘導されるキレート形成残基であり、【化9】(式IIHにおいて、X1は一つの結合、メチレン基又はCHY4基を意味し、Y1,Y2,Y3,又はY4の内の一つはLと結合しているとともに、他は水素原子又は酸素原子を示し、Tは水素原子、アルカリ金属イオン、C1〜C6のアシル基、ベンゾイル基、ヒドロキシアセチル基、アセトアミドメチル基、p-メトキシベンジル基、エトキシエチル基又は他の適当なSH保護基であり、A1,A2,A3,A4はそれぞれ同種又は異種の水素原子又はC1〜C6のアルキル基を示す)或いは、Kは式IIJのジアミドジメルカプト誘導体から誘導されるキレート形成残基であり、【化10】(式IIJにおいて、 R27は水素原子又は1個若しくは2個の水酸基で置換されたC1〜C6のアルキル基を示し、R25 と R26はそれぞれ水素原子を、又は双方で1個の酸素原子を意味し、Aは水酸基又はメルカプト基を示し、Yは水素原子,カルボキシル基,又はスルホニル基を示し、Zは炭素原子又は窒素原子を示す)或いは、Kは一般式IIK又はIILのアミノポリカルボン酸から誘導されるキレート形成残基であり、【化11】【化12】(ここでnとmはそれぞれ数字0,1,2,3又は4を示すとともに4を超えることはなく、aは数字2,3,4又は5を示し、kは数字1,2,3,4又は5を示し、lは数字0,1,2,3,4又は5を示し、qは数字0,1又は2を示し、Uは1個の水素原子又は1個若しくは若干個の水酸基で置換されたC1〜C6のアルキル基、又はLと結合していることを示し、Xはそれぞれ水素原子,COOH基、エステル基又はアルキル基内に1〜6個の炭素原子を持つアミド基を示し、R1はLと結合していること又は水素原子を示す)或いは、Kは次式IIMのキレート形成残基であり、Cp(aa)Cp- ...(IIM)(ここでCpは保護されたシステインを、(aa)は天然に存在するアミノ酸を示す)或いは、Kは次に示すアミノ酸配列を有する、システインに富むメタロチオネイン、-Ser-Cys-Thr-Cys-Thr-Ser-Ser-Cys-Ala-;-Ala-Cys-Lys-Ala-Cys-Lys-Cys-;-Gly-Cys-Ser-Lys-Cys-Ala-Gln-Gly-Cys-Val-;-Cys-Lys-Gly-Ala-Ala-Asp-Lys-Cys-Thr-Cys-Cys-Ala-;又は上記アミノ酸配列中でセリンがトレオニン、グリシン又はアラニンで置換された類似の配列体を示す。〕
IPC (4件):
C07K 14/575 ,  A61K 49/04 ,  C07K103:00 ,  C07M 5:00

前のページに戻る