特許
J-GLOBAL ID:200903072288077602

車両用オイルクーラの冷却エレメント

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-104169
公開番号(公開出願番号):特開平11-287116
出願日: 1998年03月31日
公開日(公表日): 1999年10月19日
要約:
【要約】【課題】 車両用オイルクーラの多板式の冷却エレメントとして、各プレートの腐食を防ぎ、孔明き損傷を起こすことなく、エレメントの寿命を長くする。【解決手段】 アルミニウム心板のオイルと接する面にアルミニウム合金からなるろう材層を被着すると共に冷却水と接する面に別のアルミニウム合金からなる犠牲腐食材層とろう材層を被着した第1,第2のプレート11,12と両面にろう材層を被着した多孔波状のフィンプレート13からなり、第1,第2のプレート11,12の間にフィンプレート13を配設して単位プレート部材となし、その単位プレート部材を複数段に積層し、上段の単位プレート部材と下段の単位プレート部材との間に第1,第2プレートの11,12に被着した犠牲腐食材層より電位の低いアルミニウム合金からなる犠牲腐食波状板20を配設し、使用中にこの波状板20を先に腐食させて各プレートの腐食や孔明きを防ぎ、冷却エレメントEの寿命を延ばす。
請求項(抜粋):
アルミニウム心板のオイルと接する面にアルミウム合金からなるろう材層を被着すると共に冷却水と接する面には別のアルミニウム合金からなる犠性腐食材層とろう材層を被着した下向き皿状の第1プレートと上向き皿状の第2プレート及びアルミニウム心板の両面にろう材層を被着した多孔波状のフィンプレートからなり、第1プレートは両端部に上向きパイプ部を有し、第2プレートは両端部に下向きパイプ部を有し、第1プレートと第2プレートは間にフィンプレートを介在させ向かい合せて単位プレート部材となし、第1プレート両端の上向きパイプ部を第2プレートの下向きパイプ部に嵌め合せ、かつその外側に心板と同じアルミニウムからなる間隔リングを嵌合して上記単位プレート部材を複数段に積層し、心板と同じアルミニウムからなるカバー体取付け用のフランジを最上段の第1プレート上の両端部に配設すると共に補強用のプレートを最下段の第2プレート下面の両端部に添設し、全体を一体に固着する冷却エレメントにおいて、上段の単位プレート部材と下段の単位プレート部材の間には第1,第2プレートに被着した犠性腐食材層より電位の低い卑なアルミニウム合金からなる犠性腐食波状板を冷却水の通路を形成するように設けたことを特徴とする車両用オイルクーラの冷却エレメント。
IPC (3件):
F01M 5/00 ,  F01P 11/08 ,  F28F 19/00 511
FI (3件):
F01M 5/00 H ,  F01P 11/08 A ,  F28F 19/00 511 C

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