特許
J-GLOBAL ID:200903072307037285

内燃機関の空燃比学習制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-231659
公開番号(公開出願番号):特開平9-079071
出願日: 1995年09月08日
公開日(公表日): 1997年03月25日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】運転領域を段階的に狭めて行なわれる運転領域別空燃比学習において、空燃比バラツキが大きい場合でも、早期に初期学習を終了できる。【解決手段】学習値KBLRCnewが、リミット値の範囲内に収まっているか否かを判断し(S30)、収まっているときには、S31へ進み、そのまま学習値KBLRCnewを新たな更新値KBLRC としてマップを書き換える(S33)。収まっていないときには、S32で、学習値KBLRCnewを採用せず、更新値KBLRC をリミット値(B或いはB’)に制限する。このリミット値を、通常学習時に比べて、初期学習時には大きく設定するようにする。これにより、空燃比バラツキが大きく、学習しても、空燃比フィードバック補正係数LMDが基準値±2%の範囲に収束できず、初期学習の終了判定が行なえなくなり、以って通常学習への移行やアイドル運転時のクランプ制御が行なえなくなるといった惧れを解消できる。
請求項(抜粋):
機関吸入混合気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、該空燃比検出手段で検出された空燃比と目標空燃比とを比較して実際の空燃比を前記目標空燃比に近づけるように空燃比フィードバック補正値を演算する空燃比フィードバック補正値演算手段と、機関運転条件に基づき複数に区分される各運転領域別に前記空燃比フィードバック補正値の基準値からの偏差を学習し、該学習結果を空燃比学習補正値として前記運転領域毎に更新して記憶する空燃比学習手段と、該空燃比学習手段において空燃比フィードバック補正値を学習する各運転領域の領域範囲を学習進行に応じて狭めるように、運転領域の区分数を学習の進行に応じて段階的に増大させる学習区分数制御手段と、前記空燃比フィードバック補正値演算手段で演算された空燃比フィードバック補正値及び前記空燃比学習手段に記憶された該当運転領域の空燃比学習補正値に基づいて機関吸入混合気の空燃比を調整する空燃比調整手段と、を備えた内燃機関の空燃比学習制御装置において、前記学習区分数制御手段が、学習する各運転領域の領域範囲を所定の最小区分数で制御しているときに、区分された複数運転領域の中の運転状態に応じて選択された該当運転領域において、前記空燃比フィードバック補正値が基準値に対して所定範囲内に収束したことに基づいて、該当運転領域における学習終了を判定し、該学習終了判定に基づいて運転領域の区分数を増大させるように構成された場合に、学習する各運転領域の領域範囲を所定の最小区分数で制御しているときの空燃比学習補正値を規制する上下限値を、運転領域の区分数を増大させて制御しているときの空燃比学習補正値を規制する上下限値より拡大して設定する第1空燃比学習補正値上下限値設定手段を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の空燃比学習制御装置。
IPC (2件):
F02D 41/14 310 ,  F02D 45/00 340
FI (2件):
F02D 41/14 310 H ,  F02D 45/00 340 C

前のページに戻る