特許
J-GLOBAL ID:200903072344011725

磁歪式トルク検出器付きカップ型波動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-316649
公開番号(公開出願番号):特開平6-185580
出願日: 1992年10月31日
公開日(公表日): 1994年07月05日
要約:
【要約】【目的】 小型で信頼性の高いトルク検出器を備えたカップ状の波動装置を提案すること。【構成】 カップ状の波動歯車式減速機1の構成要素であるカップ状の可撓性外歯車4の胴部41の外周面には、磁気的異方向性を備えた第1および第2の磁性部11、12が形成されている。これらの磁性部11、12を包囲する状態の第1および第2の検出コイル13、14が配置され、可撓性外歯車4に加わるトルクに応じて変化するこれらの磁性部の透磁率の変化を検出するようになっている。
請求項(抜粋):
剛性の環状部材と、この内側に配置された可撓性のカップ状部材と、このカップ状部材を半径方向に撓めてその外周を前記環状部材の内周に部分的に係合させると共に、これらの係合位置を周方向に移動させることにより、前記環状部材と前記カップ状部材の間に相対回転を発生させる波動発生器とを有し、前記カップ状部材の外周面には、軸方向に対して所定の角度をもって形成された複数条の磁気的異方部分が周方向に配列された構成の第1の磁性部および、この第1の磁性部とは対称となるように軸方向に対して所定の角度をもって形成された複数条の磁気的異方部分が周方向に配列された構成の第2の磁性部が形成されており、前記第1の磁性部を包囲する状態に前記カップ状部材の外周面から所定のギャップを隔てて、前記カップ状部材に加わるトルクにより変化する前記第1の磁性部の透磁率変化を検出する第1の検出コイルが配置され、前記第2の磁性部を包囲する状態に前記カップ状部材の外周面から所定のギャップを隔てて、前記カップ状部材に加わるトルクにより変化する前記第2の磁性部の透磁率変化を検出する第2の検出コイルが配置されており、前記第1および第2の検出コイルの出力差により、前記カップ状部材に加わるトルクを検出するようになっていることを特徴とする磁歪式トルク検出器付き波動装置。
IPC (2件):
F16H 1/32 ,  G01L 3/10

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