特許
J-GLOBAL ID:200903072362957660

スローアウェイチップ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-262736
公開番号(公開出願番号):特開平11-077409
出願日: 1997年09月09日
公開日(公表日): 1999年03月23日
要約:
【要約】【課題】 一般鋼材の重切削において、耐欠損性を損なうことなく、切削抵抗の増大を抑制し、切りくず排出性の向上したスローアウェイチップを提供する。【解決手段】 第2次ランド8を、切れ刃に沿って略三角形の山と谷が交互に連続して繋がる鋸歯形状に形成する。また前記第2次ランド8上に、切れ刃4からチップ本体1内周側に向かって遠ざかるにしたがい、傾斜角βでもって漸次降下して、前記第2次ランド8の端部突端において終了する突出物9a、9bを形成する。すくい面底部14から前記ボス面16への起立面15を、前記第2次ランド8の鋸歯形状の位相と略同様かつ振幅の小さい鋸歯形状に形成する。
請求項(抜粋):
多角形平板状を呈するチップ本体1の上面には、平坦面から成るボス面16と当該ボス面16の外周側に隣接してチップ厚さ方向内側に凹む曲面からなるすくい面2とが形成されるとともに、当該すくい面2と逃げ面3との成す交差稜線部には、直線稜線の主切れ刃4aと曲線稜線のコーナ刃4bとが形成され、さらに、前記すくい面2には、切れ刃4に連接して形成される第1次ランド7とチップ本体1内周側に離間する第2次ランド8とが形成されるとともに、当該第2次ランド8上にはチップ本体1内周側に向かって延在しかつチップ本体1の厚さ方向外側に突出する円弧形の断面形状を有する突出物9が形成され、当該突出物9が前記切れ刃4に対して垂直に複数個形成されて成るスローアウェイチップにおいて、前記切れ刃4に続きチップ本体1内周側に向かって降下する、すくい角αの傾斜面5に隣接する前記第2次ランド8は、切れ刃に沿って、略三角形の山と谷が交互に連続して繋がる鋸歯形状に形成され、また前記第2次ランド8上の前記突出物9a、9bは、切れ刃4からチップ本体1内周側に向かって遠ざかるにしたがい、傾斜角βでもって漸次降下して、前記第2次ランド8の端部突端において終了するよう形成されるとももに、コーナ刃領域10の前記突出物9bが主切れ刃領域11の当該突出物9aよりも切れ刃4に接近して配置され、かつ高位にあるよう形成され、またすくい面底部14から前記ボス面16への起立面15が、切れ刃4に沿って、前記第2次ランド8の鋸歯形状の位相と略同様かつ振幅の小さい鋸歯形状に形成されたことを特徴とするスローアウェイチップ。

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