特許
J-GLOBAL ID:200903072385419488

液冷却式往復動ピストン型燃焼エンジンによって発生する部分的に冷めためで且つ部分的に暖かめである廃熱から操作に必要な温度を持った加熱媒体を発生させるための熱変換プロセス、並びに、斯かるプロセスを具体化するための装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永田 久喜
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-530749
公開番号(公開出願番号):特表2002-502941
出願日: 1999年02月03日
公開日(公表日): 2002年01月29日
要約:
【要約】 本発明は、ブロックタイプ熱発電所(BTPS)往復動ピストン燃焼エンジンにおける冷却回路からの低温廃熱を、高温熱ポンプ原理の採用により、操作に必要な温度を持ったスチームもしくはその他の加熱媒体に変換する熱変換プロセスに関するものであって、このプロセスに従い、エンジン冷却回路を構造が必要とする所要流入温度まで再度冷却することにより生じる低温熱が、液作動媒体へ移送され、部分蒸発による作動媒体蒸気により吸収され、この作動媒体蒸気を圧縮し凝縮することによりプラント内加熱媒体温度と成し、プラント内加熱媒体へ移送される。本発明の目的は、商業的並びに工業的企業に熱供給するための往復動ピストン式エンジンタイプのBTPSにおいて、熱い廃ガスの廃熱のみならず、シリンダーや、潤滑油、更には、供給される空気/燃料混合気のための冷却回路から出る低温廃熱のうち可能な限り高い割合の分を、技術的に信頼し得る方法を用いて、且つ、投資および操作経費と、回復エネルギーからの出力との間の経済的な関係において、プラント内共通の加熱媒体に変換することにより、プロジェクト毎に固定される温度下限まで利用し得る、機械的蒸気圧縮を用いた高温熱ポンプ原理に基づいた熱変換プロセスと、このプロセスを具体化するための装置を提供する点にある。この目的は、本発明の連接と装置が、熱変換器のあらゆる操作条件の下で臨界低温領域における周囲圧以下への降下を防止するとともに、蒸気圧縮に必要なエネルギーが、最少限度まで低減され、且つ、蒸気拡張もしくはホットエア原動機を利用して、完全に乃至部分的にBTPSエンジン(図1)の廃ガス分から得られるという事実により達成される。
請求項(抜粋):
ブロックタイプ熱発電所(BTPS)往復動ピストン燃焼エンジンにおける冷却回路からの低温廃熱を、高温熱ポンプ原理の採用により、操作に必要な温度を持ったスチームもしくはその他の加熱媒体に変換する熱変換プロセスに関するものであって、このプロセスに従い、エンジン冷却回路を所要流入温度まで再冷却することにより生じる低温熱が、 ・液作動媒体へ移送され、 ・作動媒体部分蒸発により結果的に生じる作動媒体蒸気により吸収され、 ・この作動媒体蒸気をエンジン冷却回路の再冷却温度により調整された低蒸発圧から圧縮し、熱のプラント内加熱媒体への移送に必要な、そして、プラント内加熱媒体の所望の温度となるよう飽和圧により調整された高い目の凝縮圧と成し、 ・凝縮によりプラント内加熱媒体へ移送される前記熱変換プロセスであって、蒸気圧縮に必要なエネルギーが完全にもしくは部分的に、BTPS往復動ピストン燃焼エンジンの廃ガス熱分から得られることを特徴とするもの。
IPC (3件):
F01K 23/06 ,  F02G 5/04 ,  F25B 27/00
FI (4件):
F01K 23/06 P ,  F02G 5/04 N ,  F02G 5/04 H ,  F25B 27/00 F
Fターム (9件):
3G081BA11 ,  3G081BA20 ,  3G081BB00 ,  3G081BC07 ,  3G081BD00 ,  3G081DA01 ,  3G081DA03 ,  3G081DA21 ,  3G081DA30

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