特許
J-GLOBAL ID:200903072406478870
アウタロ-タ形高速回転電機のステ-タの冷却機構
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
後藤 武夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-210673
公開番号(公開出願番号):特開平8-065959
出願日: 1994年08月12日
公開日(公表日): 1996年03月08日
要約:
【要約】【目的】 アウタロ-タ形高速回転電機のステ-タを、螺旋溝によりコイルおよび鉄心の内径側から冷却する従来の冷却機構は、溝の断面積に限界があり、加工工数が多く、さらに、半径方向内側からしか冷却できず冷却効率が小さいことの諸点を改善する。【構成】 軸方向に中空なステ-タ軸1の内径側の長穴10bと、コイル2の半径方向外方のモ-ルド部3に設けられた軸線に平行で円周方向所定の間隔で配置された複数の断面弦月状の長穴10dとを、軸方向先端部側の断面円形の隙間10cで連通し、さらに半径方向外方の複数の弦月状の長穴10dと冷却水出口10gに隣接する穴10fとを固定端部側の円環状の隙間で連通し、これらの一連の通路に冷却水入口10aから冷却水を供給する構成である。
請求項(抜粋):
ステ-タ軸(1)と、このステ-タ軸(1)の自由端部側の外周に固定された鉄心(6)と、この鉄心(6)の溝に挿入された複数個のコイル(2)と、このコイルを把持するモ-ルド部(3)と、このモ-ルド部(3)を外嵌する底付円筒状のスリ-ブ(4)と、前記ステ-タ軸(1)の固定端部側を外嵌する筒状のスリ-ブ(5)とを有するアウタロ-タ形高速回転電機のステ-タにおいて:前記ステ-タ軸(1)の軸心に設けられた長穴(10b)と、対向する前記ステ-タ軸(1)およびモ-ルド部(3)の先端面(1a、3b)と前記スリ-ブ(4)の底板(4a)との間に設けられた断面円形の隙間(10c)と、前記モ-ルド部(3)の外周には円周方向に所定の間隔で軸線に平行に延在する複数の平坦面(3a)を有して前記モ-ルド部(3)に外嵌するスリ-ブ(4)との間に設けられた複数の長穴(10d)と;この長穴(10d)の固定端部側に設けられた円環状の隙間(10e)と、この円環状の隙間(10e)の固定端部側に軸方向に明けられた少なくとも1つの穴(10f)と、前記長穴(10b)と前記穴(10f)との固定端部側にそれぞれ設けられた冷却水入口(10a)と冷却水出口(10g)と;前記冷却水入口(10a)と、前記長穴(10b)と、前記隙間(10c)と、前記複数の長穴(10d)と、前記円環状の隙間(10e)と、前記穴(10f)と、前記冷却水出口(10g)とが連通されて、前記コイル(2)および鉄心(6)の半径方向内方と外方とを流れる冷却水により冷却されるアウタロ-タ形高速回転電機のステ-タの冷却構造。
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