特許
J-GLOBAL ID:200903072418473947

交通パラメータの予測方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-512002
公開番号(公開出願番号):特表平8-503317
出願日: 1993年11月11日
公開日(公表日): 1996年04月09日
要約:
【要約】本発明は、道路網の交通量を予測する方法に関する。道路網に設置した複数のセンサが車両の通過を記録し、交通量、車両密度、及び車両速度のうちの2つのパラメータから、それら3つのパラメータの全てを算出できるようにしている。地点Xのある時刻における交通と、別の地点Yのそれより時間τ後の交通との間の相関は、ある場合に、ある状況下で、良好な相関値を持つものとなる。そのような場合には、交通を良好な精度で予測することができる。本発明は、この事実を利用したものであり、予測係数を相関係数に関連付けるようにしている。本発明は更に、1つの交通パラメータを、様々な状況において使用するための様々な周波数成分に分割する方法を採用しており、交通パラメータの対応する周波数成分に合わせて、対応する予測係数を使用することによって予測を向上させている。予測のためには、場合によっては複数の異なった区間からのセンサ情報を使用することがあり、それら情報の協働によって、より速やかなそしてより効果的な予測を提供するようにしている。センサがまばらにしか設置されていない状況下では、先に述べた予測係数を、交通区間に沿った交通の変化を記述した伝播係数Wで補足するようにしており、このWは、交通パラメータの様々な周波数成分に適合するように定めることができる。
請求項(抜粋):
複数のセンサが、交通量、車両密度、及び、車両速度または代替パラメータである区間通過時間という3つのパラメータのうちの少なくとも2つのパラメータを発生するようにした、交通量、車両速度、車両密度、及び、区間通過時間等の交通パラメータを当該道路網の様々な測定地点から得たセンサ情報を用いて判定する方法において、 当該区間の時刻τにおける交通パラメータYを、別の区間で以前に測定したセンサ情報Xに基づいて予測し、 予測係数を、それに対応する相関係数に、共分散及び基本的統計パラメータを媒介として関連付け、 対応するパラメータXとYとの間の相関によって予測精度を判定し、 複数のセンサから得たセンサ情報を、少なくとも2つ、好ましくは3つの、互いに異なった長さのタイム・ステージを介してフィルタ処理して、前記パラメータの、より遅い変動とより速い変動とを夫々に記述した成分を発生させることによって、より良好な相関を得るようにし、その際に、より遅い変動を記述した成分のみを使用して、異なった経路どうしの間のまたは履歴平均値どうしの間の交通を予測し、且つ、より速い変動を記述した成分を使用して、同一の交通経路ないし選択した経路における交通の近い将来の予測を行うようにし、 対応する周波数成分の組合せのための夫々の予測係数を判定する、ことを特徴とする方法。
IPC (2件):
G08G 1/00 ,  G06F 17/00

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