特許
J-GLOBAL ID:200903072443902445

マルチチャネル・オーディオ符号化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松田 正道
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-315146
公開番号(公開出願番号):特開平7-170193
出願日: 1993年12月15日
公開日(公表日): 1995年07月04日
要約:
【要約】【目的】 圧縮比が大きい場合でも、良好なオーディオ信号を再構成できるマルチチャネル・オーディオ符号化方法を提供すること。【構成】 デジタル・オーディオ信号から各チャネルのスペクトル成分を得るフィルタ・バンク1と、各チャネルのマスキングしきい値を計算する音響心理学的解析モジュール2と、各チャネルの各サブバンド内における信号のスケール・ファクタを抽出するスケール・ファクタ抽出器3と、ビット割り振り及び統合ステレオ情報を適応させるマルチチャネル・ビット割り振り制御モジュール6と、サブバンド・サンプルを組み合わせ、量子化するマルチチャネル・トランスコード・モジュール5と、サブバンドのスケール・ファクタを修正するスケール・ファクタ修正装置4とを備える。
請求項(抜粋):
それぞれ、フレーム列によって形成され、各フレームが複数のサンプル・データを含んでいる、3つ以上のチャネルを符号化するためのマルチチャネル・オーディオ符号化方法において、(a)デジタル・オーディオ信号から各チャネルのスペクトル成分またはサブバンド成分を得るステップと、(b)デジタル・オーディオ信号に対する音響心理学的解析を適用することによって、各サブバンド及び各チャネルのマスキングしきい値を決定するステップと、(c)各サブバンド、及び、各チャネル毎に、包絡線またはスケール・ファクタを抽出するステップと、(d)前記ステップ(b)において得られる音響心理学的判定基準に対照して、量子化エラーが聴こえる状況を最小限にとどめ、サブバンド信号の性質及びチャネルの所望のビット伝送速度を考慮することによって、チャネル間の組み合わせまたは統合ステレオ情報の範囲及び量、及び、全てのチャネルに関する前記サブバンド・サンプルのビット割り振りまたは量子化を全体として制御するステップと、(e)前記ステップ(d)において得られる量子化及び統合ステレオ情報に従って、サブバンドサンプルを量子化形態にトランスコード化するステップと、(f)前記ステップ(d)において得られるサブバンド・サンプルの動的特性及び統合ステレオ情報に従って、スケール・ファクタに修正を施すステップと、(g)前記ステップ(d)の出力であるビット割り振り及び、統合ステレオ情報、前記ステップ(e)の出力である選択量子化サンプル、前記ステップ(f)の出力であるスケール・ファクタを多重化して、伝送または記憶のための単一ビット・ストリームにするステップとを備えたことを特徴とする、マルチチャネル・オーディオ符号化方法。

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