特許
J-GLOBAL ID:200903072469940876

フォアパイルの造成工法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 史旺 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-310676
公開番号(公開出願番号):特開平8-165882
出願日: 1994年12月14日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、フォアパイルの造成工法に関し、フォアパイルの造成に於て地盤を改良造成部手前まで一次削孔するに当たり、インナービットの損耗を軽減した造成工法を提供することを目的とする。【構成】 改良造成部の手前まで地盤を一次削孔するに当たり、インナービットと削孔ビットによる地盤の削孔に加え、硬化材を噴射してフォアパイルを造成す噴射装置を利用し、当該噴射装置から削孔用水を斜め前方と斜め後方に高圧噴射させ、そして、削孔用水を削孔ビットのテーパ部で削孔軸線中心方向へ曲折させてインナービットの前面に噴射し、インナービットと共にインナービット前面の地盤を削孔するようにしたことを特徴とする。
請求項(抜粋):
高圧流体の噴射孔を有するインナービットが先端に装着され、その後方に高圧流体を斜め前方と斜め後方に噴射する噴射装置が装着された内管を、ガイドセル上を移動可能な基台に配置した回転機構又は回転打撃機構に保持すると共に、上記噴射装置から斜め前方に噴射された削孔用水を、インナービットとの空隙から削孔軸線中心方向へ曲折させるテーパ部を有する削孔ビットが先端に装着された補強用鋼管を、上記回転機構又は回転打撃機構の前方に配置した回転機構で保持して、当該補強用鋼管内に内管をその先端まで挿入した後、内管と補強用鋼管を坑部開削進行方向へ向けて開削対象地盤の周縁地盤に回転圧入し乍ら削孔用水を圧送し、上記インナービットと削孔ビット及びインナービットの噴射孔から噴射される削孔用水と削孔ビットのテーパ部で曲折されて削孔軸線中心方向へ噴射される削孔用水とで地盤を削孔すると同時に、噴射装置から斜め後方へ削孔用水を噴射し、その噴流による吸引力で補強用鋼管内にスライムを吸引してこれを排出し乍らビット前面部の地盤を改良造成部手前まで一次削孔し、一次削孔完了後、インナービットと噴射装置を補強用鋼管の先端から突出させて、補強用鋼管と内管を同様に地盤へ回転圧入し且つインナービットの噴射孔と噴射装置から夫々硬化材を高圧噴射させて、周辺土壌と硬化材との混合により固化造成体を所定位置まで造成し、固化造成体の造成後、内管を引き抜き回収して補強用鋼管を芯材とするフォアパイルを地盤中の改良造成部に造成することを特徴とするフォアパイルの造成工法。

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