特許
J-GLOBAL ID:200903072498057590

積層プレート式熱交換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-211721
公開番号(公開出願番号):特開平6-058690
出願日: 1992年08月07日
公開日(公表日): 1994年03月04日
要約:
【要約】【目的】タンク部を構成する突出部および凹陥部で接合不良が生じた場合に容易に検知することができる積層プレート式熱交換器を提供する。【構成】プレート1の周囲にフランジ部2およびこのフランジ部に沿って山部3を設け、この山部で囲まれた部分の端部にタンク部となる突出部4および凹陥部5を形成し、これら突出部および凹陥部を以外の部分に上記フランジ部と山部の高さの中間高さを有する中間壁部8を形成し、隣接するプレート間を、フランジ部同志と凹陥部同志、および山部同志と突出部同志とをそれぞれろう付けして積層し、かつ各タンク部を構成する接合面に、タンク部を囲むようにしかつ外部に連なる通路30、31を形成した。【作用】各タンク部を形成する接合部で接合不良が生じた場合、タンク部を囲む通路から冷媒が外部に流出するから、漏れの発生を知ることができる。
請求項(抜粋):
複数枚の熱伝導性プレートを積層して各プレ-ト間に高温媒体および低温媒体をそれぞれ流す通路を形成し、これら通路を流れる媒体の熱を上記プレートを介して熱交換する積層プレート式熱交換器において、上記各プレートは、周囲にフランジ部を形成するとともにこのフランジ部に沿って山部を設け、この山部により囲まれた領域内の端部に、媒体のタンク部となる上記山部と同等高さの突出部を形成するとともに、この突出部に隣接して他の媒体のタンク部となる上記フランジ部と同等高さの凹陥部を形成し、上記突出部および凹陥部にはそれぞれ、接合された場合にタンク部となる部分を包囲しかつ外部に通じる漏れ検出用の通路を形成し、さらに、上記山部により囲まれた領域内には、上記突出部および凹陥部を除いた部分に上記フランジ部と山部との高さの中間部の高さを有する中間壁部を形成し、これら複数のプレートはそれぞれ、一側に隣接するプレートに対してフランジ部同志および凹陥部同志をろう付けするとともに、他側に隣接するプレートに対して山部同志および突出部同志をろう付けして積層したことを特徴とする積層プレート式熱交換器。

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