特許
J-GLOBAL ID:200903072512799368

車両用自動変速機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-327015
公開番号(公開出願番号):特開平10-169772
出願日: 1996年12月06日
公開日(公表日): 1998年06月26日
要約:
【要約】【課題】 駆動輪のスリップ発生時に2速変速段から3速変速段へのシフトアップを禁止する自動変速機の制御装置において、前記シフトアップ禁止の解除を的確に行う。【解決手段】 低路面摩擦係数の氷上等において、車両の発進時にアクセルペダルを踏み込んでスロットル開度THを増加させると、自動変速機の出力軸等の回転数に基づいて検出した車体速度Vはスリップの発生により急激に増加するが、駆動輪及び路面間のグリップが失われているために実際の車体速度V(F)は緩やかに増加する。通常の平坦路おいて発生する車体加速度を予め記憶しておき、この車体加速度とスリップ発生後の経過時間とから推定車体速度VYSを算出し、検出した車体速度Vが前記推定車体速度VYS以下になったときに、駆動輪及び路面間のグリップが回復したと判定してシフトアップ禁止を解除する。
請求項(抜粋):
車両の運転状態に応じて自動変速機(T)の変速段を切り換える変速制御手段(M1)と、自動変速機(T)の回転部材の回転速度に基づいて車体速度(V)を検出する車体速度検出手段(S1 )と、車体速度検出手段(S1 )により検出された車体速度(V)の変化率に基づいて車両のスリップ状態を判定するスリップ状態判定手段(M2)と、スリップ状態判定手段(M2)によりスリップ状態が判定されたときに変速制御手段(M4)による自動変速機(T)の変速を禁止する変速禁止手段(M3)と、を備えた車両用自動変速機の制御装置において、スリップ状態判定手段(M2)によりスリップ状態が判定されたときの変速段について、スロットル開度(TH)又はアクセル開度と車体速度算出手段(S1)により算出された車体速度(V)とから平坦路における車体加速度を算出する平坦路走行時車体加速度算出手段(M4)と、スリップ状態判定手段(M2)によりスリップ状態が判定されたときからの経過時間を計測する経過時間計測手段(M5)と、平坦路走行時車体加速度算出手段(M4)により算出された車体加速度と経過時間計測手段(M5)により計測された経過時間とから該経過時間に対応する車体速度変化量(ΔVYS)を算出し、この車体速度変化量(ΔVYS)をスリップ状態判定手段(M1)によりスリップ状態が判定されたときの車体速度(V)とから推定車体速度(VYS)を算出する推定車体速度算出手段(M6)と、車体速度検出手段(S1 )により検出された車体速度(V)と推定車体速度算出手段(M6)により算出された推定車体速度(VYS)とを比較することによりスリップ状態の解消を判定するスリップ状態解消判定手段(M7)と、スリップ状態解消判定手段(M7)によりスリップ状態の解消が判定されたときに変速禁止手段(M3)による変速禁止を解除する変速禁止解除手段(M8)と、を備えたことを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。
IPC (6件):
F16H 61/16 ,  F16H 59:18 ,  F16H 59:24 ,  F16H 59:44 ,  F16H 59:46 ,  F16H 59:48
引用特許:
審査官引用 (3件)

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