特許
J-GLOBAL ID:200903072530429624
ゾルゲル法による高密度チタニアの製造
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-027970
公開番号(公開出願番号):特開平6-107461
出願日: 1992年02月14日
公開日(公表日): 1994年04月19日
要約:
【要約】【目的】 均一で高い密度であって多孔性が低く少量のヒドロキシ基しか含まずにしかも高い屈折率を示すチタニアのゾルゲル法を提供することを目的とする。【構成】 (a)Rが炭素数1〜6のアルキルである式:Ti(OR)4で示されるチタン・アルコキシドの溶媒中溶液を調製し、(b)得られた溶液に対し、水を、各アルコシド分子の1つのアルコシド基と等しい化学量論量〜各アルコシド分子の全てのアルコシド基と等しい化学量論量で、混合し、所定の温度にて、所定の時間加熱して加水分解および縮合を生じさせ、(c)工程(b)で得られた成形性ゾルを膜またはモノリスに成形し、次いで、(d)成形した膜またはモノリスを所定の温度に、1000°C/分以上の速度で加熱し、この温度を1秒〜60分間保持することにより当該層を硬化させ、次いで室温まで冷却することを構成とする。
請求項(抜粋):
理論密度の少なくとも80%である実質的に均一な密度を有する二酸化チタン膜またはモノリスを製造するにあたり、(a)チタン・アルコキシドの溶媒中溶液を調製し〔上記チタン・アルコキシドは、Rが炭素数1〜6のアルキルである式:Ti(OR)4で示される化合物である。また、上記溶媒は、炭素数1〜20の脂肪族化合物、脂環式化合物および芳香族化合物からなる群から選ばれるものからなり、エーテルおよびヒドロキシからなる群から選ばれる少なくとも1つ官能基を有する。〕、(b)得られた溶液に対し、水を、各アルコシド分子の1つのアルコシド基に対し化学量論的に等しい量〜各アルコシド分子の全てのアルコシド基に対し化学量論的に等しい量で混合し、10〜70°Cの温度にて0.5〜48時間加熱して加水分解および縮合を生じさせ、次いで要すれば上記溶媒で希釈して成形性のゾルを調製し、(c)工程(b)で得られた成形性ゾルを膜またはモノリスに成形し、次いで、(d)成形した膜またはモノリスを、400〜900°Cの温度に1000°C/分以上の速度で加熱し、この温度を1秒〜60分間保持し、次いで室温まで冷却することにより当該層を硬化させることを特徴とする方法。
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