特許
J-GLOBAL ID:200903072536590044

流体封入式マウント装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-026898
公開番号(公開出願番号):特開平11-230242
出願日: 1998年02月09日
公開日(公表日): 1999年08月27日
要約:
【要約】【課題】 非圧縮性流体が封入された流体封入式マウント装置において、オリフィス通路を連通状態と遮断状態に切り換える通路切換手段を、優れた組付性のもとに、良好なる流体密性を確保しつつ、実現すること。【解決手段】 受圧室52と平衡室54を仕切る仕切部材50に設けた第二のオリフィス通路76における平衡室54側への開口部に弁体収容孔74を形成し、そこに滑動弁体90を突出/引込可能に配する一方、該滑動弁体90を切換駆動するアクチュエータ(104,110,116等)を、滑動弁体の突出先端面に対して、平衡室54の壁部の一部を構成する可撓性膜42を挟んで反対側に、滑動弁体90と独立して配設せしめた。
請求項(抜粋):
防振連結される一方の部材に取り付けられる第一の取付部材と、防振連結される他方の部材に取り付けられる第二の取付部材を、振動入力方向で互いに離間配置せしめて本体ゴム弾性体で連結し、該第二の取付部材によって支持された仕切部材の一方の側に、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて振動が入力される受圧室を形成すると共に、該仕切部材を挟んで該受圧室と反対側に、可撓性膜で壁部の一部が構成された容積可変の平衡室を形成し、それら受圧室と平衡室に非圧縮性流体を封入せしめて、それぞれ該受圧室と該平衡室を相互に連通する第一のオリフィス通路と該第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされた第二のオリフィス通路を形成する一方、該第二のオリフィス通路を連通状態と遮断状態に切り換える通路切換手段を設けてなる流体封入式マウント装置において、前記通路切換手段を、前記仕切部材における前記第二のオリフィス通路の前記平衡室側への開口部に形成された弁体収容孔と、該弁体収容孔に滑動可能に嵌め込まれて、該弁体収容孔から前記平衡室への突出位置と該弁体収容孔への引込位置とに変位可能に配設されており、かかる突出位置において該平衡室に露出された突出部の外周面に開口せしめられることにより前記第二のオリフィス通路を該平衡室に連通すると共に、前記引込位置において該突出部の外周面の開口が該弁体収容孔の内周面で覆蓋されることにより該第二のオリフィス通路を該平衡室に対して遮断する接続通路が形成されてなる滑動弁体と、該滑動弁体の前記弁体収容孔からの突出先端面に対して、前記可撓性膜を挟んで、該滑動弁体の変位方向で対向位置せしめられて、該可撓性膜を介して、該滑動弁体の突出先端面に当接せしめられる、該滑動弁体の変位方向に変位可能な押圧部材と、該押圧部材を前記滑動弁体の変位方向に駆動せしめて、かかる押圧部材を、前記滑動弁体を前記弁体収容孔への引込位置に位置せしめる第一の駆動位置と、該滑動弁体を前記弁体収容孔からの突出位置に位置せしめる第二の駆動位置とに、選択的に位置決めするアクチュエータとを、含んで構成したことを特徴とする流体封入式マウント装置。
IPC (2件):
F16F 13/26 ,  B60K 5/12
FI (2件):
F16F 13/00 630 D ,  B60K 5/12 F

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