特許
J-GLOBAL ID:200903072555110690

リップ型シール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野本 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-146539
公開番号(公開出願番号):特開平9-303568
出願日: 1996年05月17日
公開日(公表日): 1997年11月25日
要約:
【要約】【課題】 エラストマからなる主リップ部材10の内径摺動部13aに作用する圧力による負荷の増大を抑制する。【解決手段】 エラストマ製主リップ部材10の筒状可撓部12の先端に形成されたヘッド13の断面略V字形の内径摺動部13aが回転軸2の外周面と摺接される。PTFEからなるバックアップリップ部材30の筒状支持部32の先端外周縁32aは主リップ部材10の筒状可撓部12の内周側を延びて内径摺動部13aの背面側テーパ面13cの内周位置に達している。このため、主リップ部材10のヘッド13には、筒状可撓部12に作用する機内圧力Pによって、バックアップリップ部材30の先端外周縁32aとの接触部Cを支点とするモーメントM2 が、ヘッド13の内径摺動部13aの摺動負荷を増大させる方向のモーメントM1 と逆向きに作用する。
請求項(抜粋):
ハウジングの内周面に密嵌される外周の装着基部の内周側から密封空間側へ向けて延在された筒状可撓部の先端に回転軸の外周面と摺接されるヘッドを有する形状のエラストマ製主リップ部材と、前記主リップ部材の背面側に配置され前記主リップ部材の筒状可撓部の内周側へ延在された筒状支持部を有する合成樹脂製バックアップリップ部材と、を備え、前記主リップ部材の筒状可撓部と前記バックアップリップ部材の筒状支持部との間に隙間を有すると共に、前記バックアップリップ部材の筒状支持部の先端外周縁が前記主リップ部材のヘッドの背面側テーパ面の内周に達していることを特徴とするリップ型シール。

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