特許
J-GLOBAL ID:200903072568536270

ニッケルおよび/またはコバルトの分離回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 友松 英爾 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-056482
公開番号(公開出願番号):特開平6-248368
出願日: 1993年02月22日
公開日(公表日): 1994年09月06日
要約:
【要約】【目的】 廃脱硫触媒などを硫酸水溶液で処理して得られる金属成分を含有する硫酸水溶液からモリブデン、バナジウムなどを除去した後のニッケルおよび/またはコバルトとアルミニウムなどを含むpH2.0以下の水溶液からニッケルおよび/またはコバルトの効率的な分離回収方法であって化学的に安定な特定の抽出剤を用いる方法の提供。【構成】 ニッケルおよび/またはコバルトと、アルミニウムが共存する水溶液からニッケルおよび/またはコバルトを分離回収する方法において、特定の式で示されるアルキルフェニルアルキルリン酸化合物[I]と、特定の式で示されるヒドロキシオキシム化合物[II]とを抽出剤として含有する抽出溶媒と該水溶液とをpH2.0以下の範囲で接触させてニッケルおよび/またはコバルトを選択的に抽出することを特徴とするニッケルおよび/またはコバルトの分離回収方法。
請求項(抜粋):
ニッケルおよび/またはコバルトと、アルミニウムが共存する水溶液からニッケルおよび/またはコバルトを分離回収する方法において、下記一般式で示されるアルキルフェニルアルキルリン酸化合物[I]【化1】(但し、R1およびR2は、炭素数3〜25の直鎖または側鎖を有するアルキル基、 Phはフェニル基である)と、ヒドロキシオキシム化合物[II]【化2】(但し、R3およびR4は、炭素数3〜25の直鎖または側鎖を有するアルキル基、 アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基およびアラルキル基よりなる群 から選ばれた基である)とを抽出剤として含有する抽出溶媒と該水溶液とをpH2.0以下の範囲で接触させてニッケルおよび/またはコバルトを選択的に抽出することを特徴とするニッケルおよび/またはコバルトの分離回収方法。

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