特許
J-GLOBAL ID:200903072589613356

内燃機関の可変バルブタイミング機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-319423
公開番号(公開出願番号):特開平11-153010
出願日: 1997年11月20日
公開日(公表日): 1999年06月08日
要約:
【要約】【課題】いかなる状況にあっても、作動液中の異物を好適に排除可能な内燃機関の可変バルブタイミング機構を提供することをその目的とする。【解決手段】可変バルブタイミング機構1は、内燃機関の出力軸と駆動連結されたハウジング4の内周壁に形成された凹部5内をカムシャフト27と一体回転する内部ロータ2より突出形成されたベーン3にて区画することで形成される油圧室10、11内の油圧を制御することで、バルブタイミングを可変としている。油圧室10、11の外周壁の隅部には、カムシャフト27の径方向に延びる異物溜まり溝35が形成されている。作動油中に存在する異物は、カムシャフト27の回転に伴う遠心力により油圧室10、11の外周壁に移動し、異物溜まり用の溝35内に収容される。
請求項(抜粋):
同一の回転軸心を有して内燃機関の出力軸及び同機関のバルブを開閉駆動するカムシャフトの一方及び他方に連結された第1及び第2の回転体を備えるとともに、前記第1の回転体に形成された凹部を前記第2の回転体に形成されたベーンにて区画することによりベーンの両側に第1及び第2の液室を形成し、該形成した液室に対する液圧制御に基づき前記第1及び第2の回転体を相対回転させて前記機関出力軸と前記カムシャフトとの相対回転位相を変更する内燃機関の可変バルブタイミング機構において、前記液室の外周部に前記各回転体の径方向へ延びる異物溜り溝が形成されてなることを特徴とする内燃機関の可変バルブタイミング機構。

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