特許
J-GLOBAL ID:200903072594614883

トラクションコントロール用ブレーキ液圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 悟 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-027719
公開番号(公開出願番号):特開平9-221017
出願日: 1996年02月15日
公開日(公表日): 1997年08月26日
要約:
【要約】【課題】トラクションコントロール用電磁切換弁の温度上昇を防止することができ、これにより、電磁切換弁の大型化や車載性の悪化を回避することができるトラクションコントロール用ブレーキ液圧制御装置の提供。【解決手段】トラクションコントロール用第1電磁切換弁12および/またはトラクションコントロール用第2電磁切換弁23の電磁コイル12a,23aへの通電による温度上昇状態を検出する温度上昇状態検出手段3と、温度上昇状態検出手段3で検出されたトラクションコントロール用第1電磁切換弁12および/またはトラクションコントロール用第2電磁切換弁23の温度が所定のしきい値を越えた時は、トラクションコントロール手段によるトラクションコントロールの一部もしくは全部を中止するトラクションコントロール中止手段とを備える。
請求項(抜粋):
ブレーキペダルの操作によりブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、該マスタシリンダで発生したブレーキ液圧を第1流路を介して受圧することで車輪の制動を行なうホイールシリンダと、前記第1流路に設けられていて該第1流路の開閉を行なう常開のトラクションコントロール用第1電磁切換弁と、該トラクションコントロール用第1電磁切換弁とホイールシリンダとの間の第1流路に設けられていて該第1流路の開閉を行なう常開の増圧バルブと、該増圧バルブをバイパスする第2流路と、該第2流路に設けられていてホイールシリンダ側の第1流路に接続された吸入側ラインから吸引加圧した液圧を吐出側ラインで接続された前記トラクションコントロール用第1電磁切換弁と増圧バルブとの間の第1流路に供給する液圧ポンプと、前記吸入側ラインに設けられたリザーバと、該リザーバとホイールシリンダとの間の吸入側ラインに設けられた常閉の減圧バルブと、前記減圧バルブと液圧ポンプとの間の第2流路の吸入側ラインとマスタシリンダとトラクションコントロール用第1電磁切換弁との間の第1流路との間を連通する第3流路と、該第3流路に設けられていて該第3流路を開閉する常閉のトラクションコントロール用第2電磁切換弁と、車輪のスリップ状態を検出するスリップ状態検出手段と、該スリップ状態検出手段で車輪のスリップ状態が検出された時は前記トラクションコントロール用第1電磁切換弁およびトラクションコントロール用第2電磁切換弁の電磁コイルへの通電によりトラクションコントロールを行なうトラクションコントロール手段と、前記トラクションコントロール用第1電磁切換弁および/またはトラクションコントロール用第2電磁切換弁の電磁コイルへの通電による温度上昇状態を検出する温度上昇状態検出手段と、該温度上昇状態検出手段で検出されたトラクションコントロール用第1電磁切換弁および/またはトラクションコントロール用第2電磁切換弁の温度が所定のしきい値を越えた時は、トラクションコントロール手段によるトラクションコントロールの一部もしくは全部を中止するトラクションコントロール中止手段と、を備えていることを特徴とするトラクションコントロール用ブレーキ液圧制御装置。

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