特許

J-GLOBAL ID：200903072627131646

耐火物

発明者： 倉田 浩輔 ,  松井 泰次郎 ,  松尾 三郎
出願人/特許権者： 新日本製鐵株式会社
代理人 (1件)： 吉島 寧 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-285494
公開番号（公開出願番号）：特開平5-097503
出願日： 1991年10月07日
公開日（公表日）： 1993年04月20日
要約：

【要約】【目的】 鉄鋼業に使用されている各種窯炉設備の内張りライニングに使用されている耐食性、耐スラグ浸潤性、耐熱スポーリング性、および熱間強度に優れる耐火物に関するものである。特に、耐火物の結合組織中に粗粒モザイク構造の炭素結合組織を30%以上形成させることにより、熱間強度を向上をさせることにある。【構造】 粗粒モザイク構造とは、生成した炭素六方網平面が小さな領域で配向した異方性単位を作り、それらが乱雑に集合した組織で異方性単位寸法が1μm以上のものであり、強い結合力を有している。粗粒モザイク構造を得るための耐火物の結合剤として、熱可塑性のピッチと熱可塑性樹脂であるノボラック型フェノール樹脂を併用し、800°C以上の温度で焼成させることにある。【効果】 耐火物の結合組織中に粗粒モザイク構造の炭素結合組織を30%以上形成させた耐火物は、高熱間強度を有し溶鋼攪拌の激しい使用条件下で優れた耐用性を得ることができる。

請求項（抜粋）：

炭素結合剤として、ピッチと熱可塑性のノボラック型フェノール樹脂を併用し、800°C以上の温度で焼成することにより、耐火物の結合組織中に粗粒モザイク構造の炭素結合組織を30%以上形成させたことを特徴とする耐火物。

IPC (5件)：

C04B 35/00 ,  B22D 41/02 ,  C04B 35/00 108 ,  C04B 35/66 ,  F27D 1/00