特許
J-GLOBAL ID:200903072648681468

酸洗廃液からの金属及び弗素の分別回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小杉 佳男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-132162
公開番号(公開出願番号):特開平11-322304
出願日: 1998年05月14日
公開日(公表日): 1999年11月24日
要約:
【要約】【課題】本発明は、酸洗廃液に含まれる金属分の有効利用を可能とする酸洗廃液からの金属及び弗素の分別回収方法を提供することを目的としている。【解決手段】鋼材の酸洗廃液に化学物質を添加し、該化学物質を酸洗廃液中の金属分及び弗素分と反応させ、それらを沈澱物として回収する酸洗廃液からの金属及び弗素の回収方法において、まず、含弗酸水溶液にNaOH又はKOHを添加して該含弗酸水溶液のpHを変更し、該pHと飽和弗素濃度との関係を飽和弗素濃度曲線として求めておき、実工程で前記酸洗廃液のpHを測定し、この測定値(pHs)を前記飽和弗素濃度曲線に照合し、対応する飽和弗素濃度(Fs)を求め、引き続き、該飽和弗素濃度曲線上に存在する当該飽和弗素濃度(Fs)と同値のpH値(pHp)以上になるまで、該酸洗廃液にNaOH又はKOHを添加し、前記金属分を水酸化物として沈殿させ、さらに、該水酸化物を沈殿除去した上澄液に、そのpHが7±1の範囲内になるまでCaCl2 又はMgCl2 を添加し、前記弗素分を弗化物として沈殿させる。
請求項(抜粋):
鋼材の酸洗廃液に化学物質を添加し、該化学物質を酸洗廃液中の金属分及び弗素分と反応させ、それらを沈澱物として回収する酸洗廃液からの金属及び弗素の回収方法において、まず、含弗酸水溶液にNaOH又はKOHを添加し、該含弗酸水溶液のpHを変更して該pHと飽和弗素濃度との関係を飽和弗素濃度曲線として求めておき、実工程で前記酸洗廃液のpHを測定し、この測定値(pHs)を前記飽和弗素濃度曲線に照合し、対応する飽和弗素濃度(Fs)を求め、引き続き、該飽和弗素濃度曲線上に存在する当該飽和弗素濃度(Fs)と同値のpH値(pHp)以上になるまで、該酸洗廃液にNaOH又はKOHを添加し、前記金属分を水酸化物として沈殿させ、さらに、該水酸化物を沈殿除去した上澄液に、そのpHが7±1の範囲内になるようCaCl2 又はMgCl2 を添加し、前記弗素分を弗化物として沈殿させることを特徴とする酸洗廃液からの金属及び弗素の分別回収方法。
IPC (6件):
C01B 9/08 ,  C01B 7/19 ,  C02F 1/52 ,  C02F 1/52 ZAB ,  C02F 1/58 CDG ,  C22B 3/44
FI (6件):
C01B 9/08 ,  C01B 7/19 C ,  C02F 1/52 K ,  C02F 1/52 ZAB J ,  C02F 1/58 CDG M ,  C22B 3/00 Q
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭51-019364
  • 特開昭51-019364

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