特許
J-GLOBAL ID:200903072702664418

スイング圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-238155
公開番号(公開出願番号):特開平9-088852
出願日: 1995年09月18日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】【課題】ピストンの嵌合部分の構造に改良を加え、ピストンの公転時に上下両クリアランスの片寄りをなくすことで、流体の内部漏れ量の総和を最小に抑えてスイング圧縮機の高効率化を図る。【解決手段】シリンダ室6a内に供給される潤滑油によってピストン9 が駆動軸の回転に伴いシリンダ室内で公転するように構成する。シリンダ室6aを、シリンダ6 の軸方向両側にピストンの公転を可能とする上側および下側クリアランス41,42 を存して密閉空間に形成する。ピストンに、ピストン公転時に潤滑油の動圧作用により上側および下側クリアランスをほぼ均等にする軸受手段43を設ける。軸受手段を、ピストンの上下両端面内周部側に形成した上側及び下側テーパ面44,45 により構成する。各テーパ面を、下側テーパ面に上側テーパ面よりも潤滑油の動圧作用が大きく影響するように、上下で面積を異ならせたアンバランスな形状にする。
請求項(抜粋):
吸入口(21)および吐出口(22)が開口するシリンダ室(6a)を有するシリンダ(6) と、上記シリンダ室(6a)内に配設され、内周部が駆動軸(5) の偏心軸部(5a)に回転可能に嵌合されたピストン(9) と、該ピストン(9) の外周部に突出状に結合され、上記シリンダ室(6a)を吸入口(21)に通じる低圧室(34)と吐出口(22)に通じる高圧室(35)とに区画するブレード(31)と、上記シリンダ(6) の吸入口(21)と吐出口(22)との間に設けられ、そのシリンダ室(6a)に開口する開口部(24a) を有する孔(24)と、該孔(24)内に揺動自在に設けられ、上記ブレード(31)の突出先端側を揺動自在にかつ進退自在に支持する揺動ブッシュ(32)と、上記シリンダ室(6a)内に潤滑油を供給する給油路(10)とを備え、上記ピストン(9) が駆動軸(5) の回転に伴い上記シリンダ室(6a)内で公転するように構成されたスイング圧縮機(1) において、上記ピストン(9) には、ピストン(9) の公転時に上記潤滑油の動圧作用によりシリンダ室(6a)内におけるピストン(9) の上端面との間の上側クリアランス(41)およびピストン(9) の下端面との間の下側クリアランス(42)をほぼ均等にする軸受手段(43),(52),(61),(72),(82)が設けられていることを特徴とするスイング圧縮機。
IPC (2件):
F04C 18/356 ,  F04C 27/00 311
FI (2件):
F04C 18/356 D ,  F04C 27/00 311

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