特許
J-GLOBAL ID:200903072733729372

ロックアップ機構付流体継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-001638
公開番号(公開出願番号):特開平5-187517
出願日: 1992年01月08日
公開日(公表日): 1993年07月27日
要約:
【要約】【目的】 流体継手のロックアップピストンに、外周縁側から径方向内方に途中まで延在する複数の溝をコンバータカバー内側に設けた、摩擦部材を、ロックアップダンパ噛み合い係合用の切欠と対応させて結着することにより、摩擦部材及び作動流体の温度上昇を防止し、寿命を延長させる。【構成】 コンバータカバー15と対向するロックアップピストン21にはダンパ噛み合い係合用の切欠21aが形成されると共に、摩擦部材23が結着され、そのコンバータカバー側の面には外周縁側から径方向内方に途中まで延在する溝23aが、切欠21a間に位置するよう形成される。溝23aは、ロックアップ機構の滑り結合時温度上昇防止効果を発揮し、ロックアップ機構の完全結合時には切欠21aの影響で溝23aのある部分の面圧が低くなり、摩擦部材の剥離は生じない。
請求項(抜粋):
エンジンに結合されたコンバータカバーと、コンバータカバーに結合されたポンプインペラと、前記コンバータカバーおよびポンプインペラによって形成される空間内にポンプインペラと対向して配置されたタービンランナと、前記コンバータカバーの内側に配置されたロックアップピストンと、該ロックアップピストンの外周縁近傍に固着され該ロックアップピストンの作動時前記コンバータカバーに当接する環状の摩擦部材とを具え、前記ロックアップピストンの外周縁部に形成した複数の切欠に噛み合い係合するトーションダンパを介しロックアップピストンを前記タービンランナに回転係合させてなるロックアック機構付流体継手において、前記摩擦部材の外周縁側から径方向内方へ途中まで延在する複数の溝をコンバータカバーと対向する面に形成してに設け、これら溝を夫々、前記ロックアップピストンの複数の切欠間に配置して成ることを特徴とする、ロックアップ機構付流体継手。

前のページに戻る