特許
J-GLOBAL ID:200903072739834801
建設機械の油圧駆動装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-004710
公開番号(公開出願番号):特開平9-195947
出願日: 1996年01月16日
公開日(公表日): 1997年07月29日
要約:
【要約】【課題】エンジンの設定回転数の大小に関係なく、オートアイドリング状態から通常状態に復帰するときのアクチュエータの操作性を良好に維持する。【解決手段】オートアイドル状態から操作レバー9を操作するとパイロットスイッチ12で検出されエンジン目標回転数が設定回転数N1に設定される。一方設定回転数N1の目標トルクカーブT1に基づき、アイドリング回転数N2の目標トルクカーブT2に基づいた場合よりも大きな目標押しのけ容積Dが演算され、油圧ポンプ4の容量が通常容量へと復帰する。この復帰時に、油圧ポンプ4の目標トルクカーブとして、目標トルクカーブT2から目標トルクカーブT1へと一定割合で増加する修正目標トルクカーブT21を用いることにより、油圧ポンプ4の目標押しのけ容積Dを設定回転数N1とアイドリング回転数N2との偏差に応じた時間をかけて、徐々に斬増させる。
請求項(抜粋):
エンジンと、このエンジンによって駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する少なくとも1つのアクチュエータと、前記油圧ポンプから前記少なくとも1つのアクチュエータに供給される圧油の流れをそれぞれ制御する少なくとも1つの流量制御弁と、この流量制御弁のストローク量をそれぞれ制御する少なくとも1つの制御弁操作手段と、前記エンジンの回転数を設定操作するための回転数指示手段と、この回転数指示手段の操作量を検出する回転数操作量検出手段と、前記エンジンの回転数をアイドリング回転数に制限する制限状態及びこの制限を行わない通常状態の切り換えを行う切換手段と、この切換手段が通常状態に切り換えられているときに前記回転数操作量検出手段で検出された操作量に応じて前記エンジンの第1の目標回転数を演算するとともに、前記切換手段が制限状態に切り換えられているときに前記第1の目標回転数よりも小さい値のアイドリング回転数に相当する第2の目標回転数を演算する回転数設定手段と、この回転数設定手段で演算された前記第1及び第2の目標回転数に応じて前記エンジンの回転数を制御するエンジン制御手段と、前記切換手段が通常状態に切り換えられているときには、前記油圧ポンプの目標入力トルクを、前記第1の目標回転数に対応する前記エンジンの第1の出力トルク以下に制限するような前記油圧ポンプの第1の目標押しのけ容積を演算するとともに、前記切換手段が制限状態に切り換えられているときには、前記油圧ポンプの目標入力トルクを、前記第2の目標回転数に対応し前記第1の出力トルクよりも小さい前記エンジンの第2の出力トルク以下に制限するような前記油圧ポンプの第2の目標押しのけ容積を演算する押しのけ容積設定手段と、この押しのけ容積設定手段で設定された前記第1及び第2の目標押しのけ容積に応じて前記油圧ポンプの押しのけ容積を制御するポンプ制御手段とを有する建設機械の油圧駆動装置において、前記押しのけ容積設定手段は、前記切換手段が制限状態から通常状態に切り換えられたときには、前記第1の目標回転数と前記第2の目標回転数との偏差に応じた時間をかけて、前記油圧ポンプの目標押しのけ容積を前記第2の目標押しのけ容積から第1の目標押しのけ容積へと斬増させ、前記ポンプ制御手段は、前記斬増する目標押しのけ容積に応じて、前記油圧ポンプの押しのけ容積を制御することを特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
IPC (3件):
F04B 49/06 311
, E02F 9/22
, F02D 29/04
FI (3件):
F04B 49/06 311
, E02F 9/22 E
, F02D 29/04 H
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