特許
J-GLOBAL ID:200903072744300122

電気音響変換器用のエレクトレット組立体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡部 正夫 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-219885
公開番号(公開出願番号):特開平7-107597
出願日: 1993年09月03日
公開日(公表日): 1995年04月21日
要約:
【要約】【目的】 隔膜電極の座屈及び波うちを防止し、温度及び湿度変動及び経年変化の効果を補償し、かつ製造、組立てが比較的簡単な新規の改良された電気音響変換器用エレクトレット組立体を提供することである。【構成】 電気音響補聴変換器、マイクロフォンあるいは音響再生器用の小型エレクトレット組立体20は薄形、可撓性の平板状隔膜21と平板状背板22とを有し、隔膜及び背板は、エレクトレット電極を構成する、2個の電極の一方は他方に対する所定の差動電圧にまで、永久的に充電され、2個の電極は、離隔固定して、互いにほぼ平行状に変換器内に取りつけられる。電極間の差動電圧により、隔膜21の中心部が背板の方へ引っ張られ、隔膜21を緊張し、かつ強固にする。隔膜用の装備部材23、24により隔膜21の平面内での隔膜21のリムの運動は許容されるが隔膜21の平面(及び背板)に対し垂直な隔膜21のリムの運動は阻止されるので隔膜21は座屈することがない。
請求項(抜粋):
電気音響変換器用のエレクトレット組立体において、エレクトレット組立体の第1の電極から成る薄形で可撓性平板状の隔膜と;エレクトレット組立体用の第2の電極から成る平板状の背板と;隔膜を背板に対して離隔させて、ほぼ平行に固定して取り付けるための隔膜装着手段とを具備し、一方の電極は他方の電極に対して所定の差動電圧で充電されており、該差動電圧により、隔膜の中心部分が背板の方へ引っ張られることによって、隔膜の中心部分が緊張されかつ強固にされ、該隔膜装着手段は、隔膜の平面内における隔膜のリムの半径方向への限定的な移動を可能としかつ隔膜の平面に垂直な隔膜のリムの運動を妨げることを特徴とするエレクトレット組立体。

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