特許
J-GLOBAL ID:200903072755487631

3相インバータの電流制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-232620
公開番号(公開出願番号):特開平8-098589
出願日: 1994年09月28日
公開日(公表日): 1996年04月12日
要約:
【要約】【目的】3相インバータが交流電動機を駆動する際に、インバータのオンディレイが原因で生じる制御上の不都合を回避するために設置する補償器の数を減らすことにある。【構成】3相/2相変換器31はPWMインバータ4が出力する3相電流実際値を直交するd軸電流実際値ID とq軸電流実際値IQ とに変換し、d軸電流調節器34はd軸電流実際値ID と電流指令値ID * との偏差からd軸電圧指令値VD * を求め、q軸電流調節器35も同様にq軸電流実際値IQ と電流指令値IQ * との偏差から制御信号を求めるが、q軸にのみq軸補償器36を設けて、q軸補償器36が出力するq軸補償信号VC とq軸電流調節器35が出力する制御信号とをq軸加算器38で加算し、その加算結果がq軸電圧指令値VQ * である。これらd軸電圧指令値VD * とq軸電圧指令値VQ * とを2相/3相変換器37で再び3相交流座標系に戻してPWMインバータ4を制御する。
請求項(抜粋):
3相インバータの出力電流を制御して3相交流電動機を駆動する3相インバータの電流制御装置において、3相インバータの出力電流を検出してこの検出電流を3相交流座標系から直交するd-q座標系に変換する3相/2相変換器と、別途に設定するd軸電流指令値と前記3相/2相変換器が出力するd軸電流実際値との差分を演算するd軸加算器と、このd軸加算器から入力する差分を零にするd軸電圧指令信号を出力するd軸電流調節器と、別途に設定するq軸電流指令値と前記3相/2相変換器が出力するq軸電流実際値との差分を演算するq軸加算器と、このq軸加算器から入力する差分を零にする電圧指令信号を出力するq軸電流調節器と、前記q軸電流指令値を入力してインバータ上下アームの短絡防止用オンディレイ動作に起因して生じる電圧外乱を補償する補償信号を出力するq軸補償器と、この補償信号と前記q軸電流調節器が出力する電圧指令信号とを加算してq軸電圧指令信号を出力する加算器と、これらd軸電圧指令信号とq軸電圧指令信号を3相交流座標系の電圧指令信号に変換する2相/3相変換器とを備え、前記3相インバータを当該2相/3相変換器が出力する3相交流電圧指令信号で制御することを特徴とする3相インバータの電流制御装置。
IPC (2件):
H02P 7/63 302 ,  H02M 7/537

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