特許
J-GLOBAL ID:200903072781134216

木造軸組在来構法建物における耐力壁の適正な配置のた めの鋼製筋かいの使用による簡易計算システムの構成

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-208241
公開番号(公開出願番号):特開平11-022004
出願日: 1997年06月30日
公開日(公表日): 1999年01月26日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、木造軸組在来構法建物における耐震性能について、その耐力の基本としての木軸筋かいを頼りとした従来の工法のみでは、記録的な大地震には充分対応できない諸点の再認識を基に、鋼製筋かいという徹底した品質管理を前提とした製品の高耐力と、施工の簡便さ更に加えて建物全体の中での製品の適正な配置を平易にチェックできる簡易計算システムまでを総合的に確立し、生命の尊厳と併せ「木の文化」としての構法の新たなる伝承を課題とする。【解決手段】 本発明の課題を解決する具体的な手段は、前述の諸項目を網羅した実務を基に、フレームの工場製作工程における製品精度及び品質管理の徹底をはじめとして、現場施工管理についても大工職方を含む担当技術者各人が工法の簡便さと耐力があるが故にその他の壁の木軸筋かいの留め付け手段に粗略に陥ることなく、工程手順のマニュアルも充分に咀嚼せしめ、建設大臣認定の重みに見合う発明の課題の持つ理念の周知の徹底こそ肝要であり、発明者・出願人共に本発明の秘める高い社会性の意義への自覚こそ基本であると考える。
請求項(抜粋):
木造軸組在来構法建物の新築設計に際し、耐震上最も重要な耐力壁を建物全体に釣り合い良く配置しようとする場合、間取りの都合や南面部分で大きな開口を得たいために小幅の耐力壁しか設置できないのが現実であるが、その小幅(通称3尺)壁の内部に高耐力の鋼製筋かい(本発明者及び出願人による建設大臣認定取得済み工法で以下同認定承認に倣いOKフレーム又はフレームと呼称する)を挿入して大幅の耐力壁に充分相当する壁量の確保を可能とした上で、その適正壁量数値確認の手段として、建物の間口・桁行方向及び奥行・梁間方向共に、「それぞれ耐力壁を有する軸線上の壁量を、その軸線の長さで除した数値」つまり軸線の1m当りに幾らの壁量が働いているかを各軸線ごとに比較して、差異が0.1〜0.3程度と小さければ小さいほど1棟の構造体としての偏心が少なく、また差異が0.5を大巾に超える場合は不足している軸線上の壁中へOKフレームの追加挿入を試み、再び増加した壁量をその軸線の長さで除してみて差異の縮小確認を繰り返し試算してみることにより、高度のコンピュータ解析に頼らずとも平易な加減乗除計算で偏心がもたらす地震時における建物の捻れ倒壊現象を事前に調整できることを可能とする簡易計算システムの構成。
IPC (10件):
E04B 1/26 ,  E04B 2/56 604 ,  E04B 2/56 605 ,  E04B 2/56 ,  E04B 2/56 611 ,  E04B 2/56 622 ,  E04B 2/56 632 ,  E04B 2/56 651 ,  E04B 2/56 652 ,  E04H 9/02 311
FI (15件):
E04B 1/26 F ,  E04B 2/56 604 G ,  E04B 2/56 605 D ,  E04B 2/56 605 F ,  E04B 2/56 611 C ,  E04B 2/56 622 B ,  E04B 2/56 622 H ,  E04B 2/56 632 B ,  E04B 2/56 632 C ,  E04B 2/56 632 D ,  E04B 2/56 632 H ,  E04B 2/56 651 A ,  E04B 2/56 651 L ,  E04B 2/56 652 K ,  E04H 9/02 311

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