特許
J-GLOBAL ID:200903072804167028

張力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-299623
公開番号(公開出願番号):特開平7-148518
出願日: 1993年11月30日
公開日(公表日): 1995年06月13日
要約:
【要約】【目的】 巻取機または巻戻機の張力制御装置を提供する。【構成】 巻取機4の駆動電動機8のトルク基準をコイル外径検出器7で検出されたコイル外半径値と張力基準設定器10で設定された張力設定値を用いて張力用トルクを演算する張力用トルク演算器28と、加減速補償演算装置11Aの加減速補償信号によって得られるトルク補正量を用いて駆動電動機8のトルクを制御するトルク制御装置13とからなる張力制御装置において、加減速補償演算装置11Aを、ライン速度基準器20、微分器21、機械慣性モーメント設定器16、密度・板厚・断面積設定器30、コイル内径設定器31、充実時コイル慣性モーメント演算器32、不充実時コイル慣性モーメント演算器33、加減速補償量演算器34、慣性モーメント変動補償量演算器35で構成し、さらに第1の加算器36、第2の加算器37を備えることにより、段差があっても正確な張力制御の実施を可能とする。
請求項(抜粋):
材料をコイルに巻き取りまたはコイルを巻き戻しする際の材料張力を加減速補償して巻取機または巻戻機と直近の駆動ロールとの間の材料張力を所定の設定値に制御すべく、前記巻取機または巻戻機の駆動電動機のトルク基準をコイル外径検出器で検出されたコイル外半径値と前記張力設定値を用いて張力用トルクを演算する張力用トルク演算器と、加減速補償演算装置の加減速補償信号によって得られるトルク補正量を用いて前記駆動電動機のトルクを制御するトルク制御装置とからなる張力制御装置において、前記加減速補償演算装置を、材料の巻き取りまたは巻き戻し速度基準値を設定するライン速度基準器と、該ライン速度基準器に設定された速度基準値を微分する微分器と、前記巻取機または巻戻機の機械的慣性モーメント値を設定する機械慣性モーメント設定器と、材料の密度および板厚、断面積を設定する密度・板厚・断面積設定器と、コイル内半径を設定するコイル内径設定器と、コイル外半径値および材料の密度・板厚・断面積の各値から充実時のコイル慣性モーメントを演算する充実時コイル慣性モーメント演算器と、材料の密度・板厚・断面積の各値およびコイル内半径値を用いて不充実時のコイル慣性モーメントを演算する不充実時コイル慣性モーメント演算器と、コイル外半径値と基準速度の微分値と充実時コイル慣性モーメント値と不充実時コイル慣性モーメント値および機械慣性モーメント値とを用いて加減速補償量を演算する加減速補償量演算器と、基準速度値と充実時コイル慣性モーメント値と不充実時コイル慣性モーメント値と機械慣性モーメント値を用いて慣性モーメント変動補償量を演算する慣性モーメント変動補償量演算器とで構成するとともに、前記張力用トルク演算器からの張力用トルク値と前記加減速補償量演算器からの加減速補償量とを加算処理する第1の加算器と、この第1の加算器の出力値と前記慣性モーメント変動補償量演算器からの慣性モーメント変動補償量とを加算処理する第2の加算器とを備えたことを特徴とする張力制御装置。
IPC (3件):
B21C 47/00 ,  B21C 47/02 ,  B65H 23/198

前のページに戻る