特許
J-GLOBAL ID:200903072811180161

共有資源排他制御方式およびそのプログラム記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-116915
公開番号(公開出願番号):特開平11-306035
出願日: 1998年04月27日
公開日(公表日): 1999年11月05日
要約:
【要約】【課題】 あるタスクが資源をロックすることによって直接・間接を問わず待たせているすべてのタスクの数に対応するロック優先度を設けることにより、共有資源の使用効率を向上させる。【解決手段】 ロック優先度テーブル6は、各々のタスクが資源をロックすることによって、直接・間接を問わず結果的に待たせている全タスク数の単調増加関数で計算されるロック優先度を記憶する。ロック優先度設定手段4は、タスクが資源をロックしたとき、ロック待ちとなったとき、アンロックしたときのそれぞれで呼び出され、前記ロック優先度を計算する。ロック順序変更手段3は、タスクがロック待ちとなったとき呼び出され、ロック待ち行列内のタスクをロック優先度の高い順に並べ換えて、待たせているタスクが多いタスクほど優先的にロック権を与える。
請求項(抜粋):
共有資源を使用するタスクが送出する前記共有資源の排他的使用要求を受け付けるロック要求処理手段と、前期タスクが送出する前記共有資源の排他的使用の解除要求を受け付けるアンロック要求処理手段と、前記ロック要求処理手段が送出するロック要求を保持するとともに前記アンロック要求処理手段が送出するアンロック要求に従ってそれを削除する排他制御テーブルと、複数のロック要求が競合するときあらかじめ決められているルールに従ってその優先度を設定するロック優先度設定手段と、前記優先度を保持するロック優先度テーブルと、ロック要求を受け付けたとき前記排他制御テーブルを参照しあらかじめ決められているルールに従ってロック順序を変更するロック順序変更手段とを具備し、タスクが共有資源をロックすることによってロック待ちとなるすべてのタスクの数が大きいほどロック優先度が高いタスクとしてロック権を付与することを特徴とする共有資源排他制御方式。

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