特許
J-GLOBAL ID:200903072840631750

吸気機能を備えたバタフライ弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 孝一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-186447
公開番号(公開出願番号):特開平11-030340
出願日: 1997年07月11日
公開日(公表日): 1999年02月02日
要約:
【要約】【課題】 弁体を小開度で保持した絞り運転や中間度で保持した運転で使用しても、キャビテーションの発生を防止できる吸気機能を備えたバタフライ弁を提供する。【解決手段】 弁体1の表面に弁箱2の内部に臨む出口7Aが開口し、この出口7Aから弁棒嵌合部8に開口する入口7Bまで延びる複数の第1吸気通路7を設け、弁棒3には盲貫孔10Aと切欠部10B,10Bとからなる第2吸気通路10を設ける。弁体1を小開度または中間開度で保持すした時の縮流部6での圧力低下に伴い、吸気手段11を構成している周知の空気弁が弁開して、第2吸気通路10の入口10a→盲貫孔10A→切欠部10B,10B→出口10b→複数の第1吸気通路7それぞれの入口7B→出口7Aの経路により弁箱2内に吸気し、圧力がその時の水温における蒸気圧以下になるのを防止して、キャビテーションの発生を抑える。
請求項(抜粋):
弁体が弁箱の軸線に交差する軸線を有する弁棒に嵌合して取付けられ、弁棒とともにその軸まわりに回転可能に弁箱に収容され、その回転によって外周部が弁箱の内面に接離して開閉を行うように構成されたバタフライ弁において、前記弁体に該弁体の表面に開口した弁箱内部に臨む出口から前記弁棒嵌合部に開口する入口まで延びる第1吸気通路が設けられ、前記弁棒には前記弁体への嵌合時に前記第1吸気通路の入口に通じる出口を有する第2吸気通路が設けられているとともに、この第2吸気通路の入口に連通する吸気手段が設けられていることを特徴とする吸気機能を備えたバタフライ弁。

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