鉄レベルのin vivo軽減方法とそのために有用な組成物 | 特許情報

【要約】本発明によると、哺乳動物対象における遊離鉄イオンレベルをin vivo軽減するための方法を提供する。本発明は、遊離鉄イオンを適当な生理的適合性スキャベンジャーにin vivo結合させるスキャベンジング・アプローチを用いる。得られる錯体は遊離鉄イオンを無害にし、最後には、宿主の尿中に排泄される。さらに、本発明によると、上記方法を実施するために有用な組成物及び製剤を提供する。本発明の実施に用いるために考えられる典型的なスキャベンジャーは、ジチオカルバメート含有組成物である。この物質は遊離鉄イオンと結合して、安定な水溶性ジチオカルバメート鉄錯体を形成する。したがって、本発明は例えば地中海貧血、貧血、遺伝性ヘモクロマトーシス、血液透析、発作及びリウマチ様関節炎のような、鉄過負荷及び非鉄過負荷の疾患及び/又は状態に罹患した対象の治療手段として、遊離鉄イオンレベルをin vivo軽減するための方法に関する。治療を必要とする宿主にジチオカルバメート含有スキャベンジャーを投与する;これらのスキャベンジャーはin vivoで遊離鉄イオンと相互作用することによって、安定なジチオカルバメート金属錯体を形成し、これは次に腎臓を通って濾過されて、尿中に濃縮され、最後には、対象から排泄されて、遊離鉄イオンのin vivoレベルを減ずる。

対象における遊離鉄イオンのレベルをin vivo低下させるための方法であって、遊離鉄イオンを結合することができる少なくとも1種類の生理的適合性化合物の有効量を前記対象に投与することを含む上記方法。

A61K 45/00 , A61P 1/00 , A61P 1/04 , A61P 1/16 , A61P 3/10 , A61P 7/06 , A61P 9/00 , A61P 9/04 , A61P 9/10 , A61P 11/00 , A61P 11/06 , A61P 13/12 , A61P 17/02 , A61P 17/04 , A61P 17/06 , A61P 19/02 , A61P 21/04 , A61P 25/00 , A61P 25/06 , A61P 25/08 , A61P 25/14 , A61P 25/16 , A61P 25/18 , A61P 25/22 , A61P 25/28 , A61P 25/30 , A61P 27/02 , A61P 29/00 , A61P 31/04 , A61P 31/10 , A61P 31/12 , A61P 33/00 , A61P 33/06 , A61P 35/00 , A61P 37/04 , A61P 37/06 , A61P 43/00 , A61P 43/00 105

審査官引用 (3件)

特表平6-503097
特開平1-156955
特表平4-500676